催す – ムラマガ http://anomura.jp/blog 村を作りたい人のためのwebマガジン Thu, 26 Oct 2017 08:59:49 +0000 ja hourly 1 http://anomura.jp/blog/wp-content/uploads/2016/11/cropped--32x32.png 催す – ムラマガ http://anomura.jp/blog 32 32 【寒いから、落ち葉で焼き芋!】地図作り&焼き芋ワークショップ http://anomura.jp/blog/map-potate-workshop/ Tue, 06 Dec 2016 07:23:46 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=100 こんにちは。あの村プロジェクト運営代表の堀元です。

先週の週末は、あの村で地図作りと焼き芋のワークショップでした!

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「地図作り」と「焼き芋」と聞いて、皆さんの中にはこう思われる方もいるかもしれません。

 

どんな組み合わせだよ!

 

と。

無理もありません。僕もそう思います

 

なぜこんな不思議な組み合わせになったかと言えば、「寒い中やれるワークショップで、日帰りで気楽にできるもの」を探した結果です。

 

というのも、今までは、「二泊三日で家を作ろう!」等のゴリゴリにハードなワークショップばかりやってきたあの村プロジェクトですが、

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アウトドア好きの屈強な男たちばかり集まって来ていたのです。写真がむさ苦しい!!

 

こりゃいかんな、ということで、今回は女性やシティ派の方も気楽に来られるライトなワークショップにしました。

  • 日帰り
  • のんびり村を散策できる
  • 散策ついでに地図を作れる
  • 焼き芋を落ち葉で焼ける、食べられる

 

という非常に平和なワークショップ。

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その甲斐あって無事に女性も来ました。良かった!

 

以下、今回のワークショップの様子を振り返ってみます!

 

さつまいもの買い出し

「あの村」は千葉県の鴨川市にあります。もちろん使うさつまいもは千葉県産!

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地元のさつまいもを大量に買い込みました。

安納芋・紅あずま・紅はるか・紫芋など品種たっぷり!!

 

 

地図作り開始

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拠点であるテントの前に荷物を置いて、いざ散策開始!

今回、「地図作り」と銘打ってはいますが、超ざっくりした地図は皆さんにお配りしました。

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あの村の地図

この地図の中のどの部分がどこなのかをざっくり確認しながら、情報をどんどん書き込んでもらいました。

堀元
良い地図を作ろうとか意気込まなくて大丈夫です!「ここにツリーハウス建てたい」とかそんな夢も書き込んじゃいましょう!

という、非常にユルい段取り。

しかし、あの村内はすごく自然豊かなので、散歩が楽しいです。このくらいの段取りの方が良いんでしょう。多分。

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散歩してる間、参加者からも「超山!!」という声がこぼれます。ものすごく山です。

 

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森の中をかき分けて進んだり…

 

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水路へ冒険しに行ったり…

 

そんなことをしている間に、あっという間に地図作りタイムは終了しました。

出来上がった地図を見せろって?

ダメです!!

今回作った地図はブラッシュアップして、後日あの村のクラウドファンディング内で使用致します。

良い地図をお見せしますから、それまでお楽しみに!!

ちなみに、クラウドファンディングの高額リターンで、「あの村内の地形に名前をつけられる」というリターンを用意する予定です。

あなたの名前の竹林とか、好きな名前をつけた川を作れます!

あの村の地図に名前をつけたい皆様は是非支援をご検討下さい。詳細は来年1月に公開します!

情報を見逃したくない方は、あの村公式サイトからメール配信登録をしてね!

 

焼き芋

落ち葉集め

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焼き芋といえば、「落ち葉でたき火」ですよね!

あの村内にも、落ち葉はいっぱいありました。皆でひたすら手分けして茂みの中から落ち葉を拾ってきます。

 

今回はこちらの動画を参考にしたのですが、

 

とにかく大量の落ち葉が必要らしく、皆でかなり必死で落ち葉を集めました。

写真は撮るのを忘れてたのですが、合計でゴミ袋5袋分以上は集めたと思います。

 

全力の落ち葉たき

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火を薪につけたら、ガンガン落ち葉を焚いていく。

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煙がとにかく凄い。

 

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落ち葉を放り込んでは…

 

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ひたすら燃やす!!

 

この、極めて地味な作業が、美味しい焼き芋を作るために大事なのです。

 

こうしてできた灰の中に、アルミホイルで巻いた芋を突っ込み、更に一時間ほど落ち葉を焼き続けました。

 

そして、あとは取り出すだけ…!

 

完成した焼き芋

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しっかり焼けた芋がアルミホイルの中から出現した瞬間、凄い盛り上がりでした。

 

よっしゃあ!!!焼けてる!!

 

皆で思わずハイタッチしてしまう勢いの喜びっぷり。

 

芋が焼けてた時はびっくりするくらいテンション上がる

 

焼き芋を食べる

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いざ、食べちゃおう!

 

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感動!!

 

落ち葉で焼いた焼き芋、めっちゃ美味いです。

芋が甘くて美味しいのはもちろんのこと、「落ち葉で焼いた」という過程を踏むと、とんでもなく美味しく感じます。

 

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あと、景色が良くて、開放感たっぷりなのもたまりません。

焼き芋するだけならたき火ができるところに行けば良いんですけど、キレイな山々が見える中だと三割増しで焼き芋が美味い!

「来てよかったなあ」と参加者の皆様からも声が漏れて、嬉しい限りでした。

 

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とにかく美味い。

 

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デカい芋にはしゃぐ。

 

こんな調子で、焼き芋を食べてひたすらはしゃぎながら、時間は過ぎていきました。

 

 

塩が美味い

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ところで、今回は一人3本焼き芋が食べられるくらい、芋を買ってきていました。

が、皆2本目を食べているあたりから、

飽きてきた

とか

甘いのはもうキツい

とか言い出すのです。

堀元
焼き芋なんだから甘いのは仕方ないじゃないか…!

と、返答していたところ、一人の参加者から「塩が欲しいです」という意見。

あの村の備蓄品に塩もあったので、塩を渡しました。するとこれが大好評。

参加者皆が焼き芋に塩をかけて食べ始めるではありませんか。

 

うめえ!!!
塩美味しい!!やっぱこれだよ!!

 

と、意味不明な高評価でした。

焼き芋は甘いので、塩で変化をつけると美味しく食べ続けられるようです。

Tips:焼き芋をする時は塩が必要

 

ちなみに、その勢いのまま中濃ソースもかけてみました。

できそこないのコロッケみたいになりました。

Tips:中濃ソースは不要

 

まとめ

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以上、「あの村プロジェクト」の、地図作り&焼き芋ワークショップでした。

皆非常に楽しく、自由に行動できてとても楽しいワークショップになったのではないかな、と思います。

 

あの村プロジェクトとは?

最後に、あの村プロジェクトについての紹介をさせて頂きます。

あの村プロジェクトは、「DASH村のような村作り体験ができる」プロジェクトです。

ただの農業体験やDIY体験とは一味違う、「自分で考えて、挑戦する」村作りができます。

基本的には会員の皆様には、年間会員として、一年単位で関わって頂きます。

そして、一年中好きな時に村に顔を出しながら、主体的にやりたいプロジェクトに参加して頂けます。

今回のワークショップは単発でしたが、あの村は会員になって継続的に関わって頂くのがメインのプロジェクトになります。

 

あの村では、自分で考えながら村作りをやってみたい方のご参加をお待ちしております。

今回の記事を読んで「面白そう!」と思えた方は、是非あの村プロジェクト公式サイトをご覧ください。

また、現在、年間会員募集開始に先立ち、説明会やワークショップ等の情報が届くメール配信登録が行えます。

配信登録は無料ですので、少しでも興味をお持ちでしたら、是非ご登録下さい。

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【二泊三日で家を建てる】建築ワークショップを行いました! http://anomura.jp/blog/building_workshop/ http://anomura.jp/blog/building_workshop/#comments Thu, 28 Jul 2016 02:13:43 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=4 こんにちは。運営の堀元です。

7月は海の日がありました!その三連休を利用して、「家を建てる」というワークショップを行いました。

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かなり盛りだくさんで思い出深いワークショップとなりました。今回はそのレポートを書いてみます。

衝撃の文言

これを見て、まず皆さんが気にするのは「二泊三日で家が建つのか…?」ということでしょう。

Facebookイベントページには、このような説明を書きました。

【二泊三日で家は建つの?】
ごく簡易的な作りの、わらぶき小屋のような家であれば、二泊三日で建てることは可能です。
ただし、「あの村」プロジェクトは顧客参加型プロジェクトですから、お客様のアイデアや力を発揮してもらいながら家を作り上げていきます。
その結果として何がどこまで出来るのか、それは誰にも分かりません。
参加者が力を合わせて、二泊三日でどこまでできるのか、挑戦してみましょう。

何がどこまで出来るのか、それは誰にも分かりません

言っちゃったよこいつ!!

まあこの説明文も僕が書いたんですけど、こんな文言書いていいんでしょうか?

イベンターの常識的には絶対ダメなんですけど、あの村プロジェクトの理念から考えればセーフなのです。

あの村プロジェクトの理念はこちら!以前も掲載しましたけどね!

【あの村プロジェクトとは?】
あの村プロジェクトは、顧客参加型で村を作っていく村作りプロジェクトです。
ただの農業体験やワークショップとは一味ちがう、完全にゼロからの村作りが体験できます。
「これから何が必要か?」「何を作るか?」「どうすれば作れるのか?」全てを、お客様と一緒に考えながら進めていきます。
自分の力で村を作りたい皆様のご参加を、心からお待ちしております。

ということで、お客様と一緒に考えていくので、僕たちは設計図などを用意していませんでした。

果たして家はできたのか!?ワクワクしながらお読み下さい。

定番の一日目昼食

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もはや定番となった、「あの村」入り口手前の物見台での昼食です。

初日は作っている時間がないので、この物見台で景色を満喫しながら買ってきた弁当を食べます。

ちなみにここでは「こんな家を建てたらどうだろう」という作戦会議もしました。

皆の夢がどんどん膨らんでいくのが手に取るように分かる!ワクワク!!

初日作業開始

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まずやることは、「竹を燃やす」という作業です。

前回の「伐採開拓ワークショップ」で切り開いた土地には、かなりの量の竹を放置してしまっていたので、竹を燃やさなければいけません。

かなり地味な作業ではありますが、一気に文明から切り離された感じで、参加者も意外と楽しんでいます。

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乾いた竹はめっちゃ燃えます

 

かまど作り、一瞬で挫折

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最初は「かまどで瓦を焼いてみたいよね!!」という凄いテンションで、見切り発車でかまどを作り始めました。

ところが、

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かまどの中で火を焚いてみるものの、かまどは一向に固まる気配を見せません

誰からということもなく「やめよう!!」という雰囲気になりました。

この試行錯誤の感じが「あの村」の醍醐味なのです!言い訳じゃないですよ!醍醐味です!

初日夕食

調理

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そうこうしてるうちに、暗くなってきてしまいました。

「ご飯作らないとヤバいな」という時間になりました。あの村にいると尋常じゃない速さで時間が経過していきます。

是非皆さんもあの村を訪れて、自然の中の時間経過の速さを感じて下さい。
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竹で作った土台と、飯ごうで米を炊きます。

炊いた米の量は八合。参加者は7人。

「一人一合は食べるから、八合あっても余裕で食える!」みたいな勢いで炊いたのですが、後々この決断を後悔することになります。

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できあがった夕食。

肉野菜炒め、しめじの味噌汁、ご飯、です。

30分あれば余裕でできそうなメニューですが、あの村の環境だと火力が一定ではないので90分くらいかかりました。

特に、味噌汁は全然温まらなくて絶望しがちです。

10分くらい火にかけた後に人肌くらいだったときの絶望感は計り知れない

 

食事中

毎度のことながら、食べてる時は「うめえ!最高!!」ってなってしまうので、写真を撮り忘れます。

今回も食事中の写真は完全に撮り忘れたので、想像で補って下さい。

撮り忘れるくらい美味しい食事でした。

 

食後

飯ごうのご飯が信じられないぐらい減りませんでした。

7人で8合は楽勝だと思っていたのですが、半分くらいしか減りません。

どうやら、自然に返った我々のお腹は「足るを知る」仕様になったらしく、必要な分しか食べる気が起こらないようです。

もしかしたら「あの村」に来るとダイエット効果もあるかもしれませんね!痩せたい皆さんも要チェックです!!

ダイエット効果については保証はできかねます

 

怪談

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夜は、参加者の一人であるナナシロさんが「怪談師」をされているということで、彼に怪談を話してもらいました。

プロの怪談が生で聞ける!と喜び勇んで聞き始めたものの、皆労働の疲れで半分寝てました。もったいない!!

夜のイベントは皆眠い

ただし、星を見て自然の風を感じながらプロの怪談を聞くのは最高でした。良い夜だった。

 

二日目朝

二日目はいよいよ柱を立てていきます。

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こちらはひたすら穴を掘る班。竹で作った手製のシャベルで穴を空けていきます。

 

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こちらは柱になる竹を切る班。二班が同時進行で作業していきます。

ちなみに「あの村」ではもちろんこちらで班分けを用意したりしません。

あ、じゃあ俺が穴掘りたい!」ぐらいのテンションで分担が決まっていきます。やってみたい作業が自然と分かれるのも面白いところです。

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少し作業したらすぐに朝食の準備を始めなければなりません。

来るたびに思いますが、「あの村」の作業の半分くらいの時間が食事の用意に取られてしまいます。

食事って、準備するのがこんなに大変だったのか!という驚きがありますね。

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そして完成したペペロンチーノ。美味しそう。

伝説のペペロンチーノ」と呼ばれるほど美味いペペロンチーノでした。

帰りの車の中でも「あのペペロンチーノ美味かったね!」という話で盛り上がりました。わざわざ二泊三日で山ごもりして一番盛り上がる思い出がペペロンチーノだとは、誰が予想したでしょう。

ペペロンチーノ、美味しい

 

家の大きさ

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6畳のブルーシートに合わせて家を建てることになりました。

ということで、今回の家は6畳です!

大きさもその場で話し合って決めるのがあの村流である。断じて無計画な訳ではない。…断じて。

 

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竹材の切り出しも着々と進んでいきます。

すっかり現場監督みたいな雰囲気になっている人(写真手前)は、前回のワークショップにも参加してくれていた曽我くんです。

あの村ワークショップに二回連続で来ると、現場監督みたいになる

 

竹を火で炙る

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生の竹を地面に刺すと腐っていく可能性が高いため、火で炙って竹を炭化させます。

この作業が意外と大変で、表面に付着するすすに惑わされずに、竹の色を見極めなければなりません。

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溢れ出る職人感

彼らは無事に「竹が炭化する頃合いを見極める」というスキルを身につけました。

このスキルを自慢しても良いけど、「普段何に使うの?」と聞かれたら沈黙するしかない

 

二日目夕食

カレー作り

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二日目の夕食は、アウトドアの食事の王様ことカレーを作りました。

カレーの香りって、どうしてこんなにテンション上がるんでしょうか!?

作業に疲れてきていた一同も、「よっしゃあ!!カレー食える!!」とテンションが上がってきました。

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そしてカレー作りの横では常に竹を炙る作業が進行しています。

家を完成させたい!という強い思いと、カレーを完成させたい!という強い思いが同時に存在しています。

 

カレーの完成

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カレーができあがった時のテンションは、目を見張るものがありました。

「今夜はカレーだ!!!!」

「カレー食べたい!!!!嬉しい!!!」

と、大の大人が大騒ぎしていたのは異様な光景だったでしょう。

今時、小学生男子でもあんなに喜ばないと思う。

ちなみにお玉は、はるばる京都から来てくれた参加者の北尾くんが竹で作ってくれました。

あの村で2日過ごすと、無いものは何でも作ってしまおうという発想になります。

そう、無いなら作ってしまえば良いんですよね。僕たちは色々難しく考えすぎているのです。お玉なんて、忘れても構わないのです。

僕たちが準備する段階で持ってくるのを思い切り忘れたのですが、そんなことは大した問題ではないのです。(正当化)

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カレーにテンションが上がりすぎて、青春っぽい写真を撮ってしまいました。

次のワークショップでもカレー作りは必須だな、と強く感じました。

 

焼きマシュマロ

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アウトドアのデザートといえばこれだよね、ということでマシュマロを焼きました。

山ごもりで、甘いものをほとんど口にできない生活の中で、マシュマロは本当に嬉しかったです。

 

3日目

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昨日散々炙った竹を使って骨組みを作ります。

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竹と竹を紐で固定していく。超シンプル設計の家です。

 

朝食

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食事の話ばかりになってしまって恐縮なのですが、この日の朝食は味噌汁と炊き込みご飯。

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と、膨大な量のカレーうどんです。

初日の反省を全く活かさず、今回も凄い量の食事を作ってしまいました。

この二泊三日で学んだことは、「食事は少なめに作るべき」ということでした。

「食事は少なめ」と、胸に刻みましょう

ただし、カレーうどんもめちゃくちゃ美味しかった。次回も作ろう!

 

床張り

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骨組みは完成したので、竹を敷き詰めて床を作っていきます。

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時々寝心地を確かめたりしながら、竹を敷き詰めます。

 

竹の切り出し

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床に竹を敷いていくと、「思ったより本数が必要だな…!」ということに気づいたので、更に竹を切りまくります。

太くて真っ直ぐな竹を求めて竹林の中をさまようのは結構楽しいです。非日常体験。

 

床完成!そして…

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丸2日に及ぶ戦いを経て、床が完成しました!

そして、悲しいけれど言わなければなりません。

「今回は、ここまでですね」

そう。もう三日目の昼過ぎなので、そろそろ片付けて帰る準備をしなければなりません。

最終的に家(?)は、上の写真のような状況になりました。

これを読んだ皆様は思うかもしれません。

全然できとらんやん!!!

いや、確かにそうなんですけど。家の工程で言うと多分4割もできてないんですけど。

でも良いのです。参加者も、そして僕たち運営も全員、すごく満足しています。

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見てくださいこの満足した表情を

笑顔だったり、やり遂げて疲れていたり、十人十色の満足が出ています。

今回の家造りは、色んな問題にぶつかったり、色んな予想外がありました。

しかし、その度にそれぞれが創意工夫をしたり、新しい物を作って解決してきました。

その試行錯誤の経験が大事であり、どこまで家ができたかは重要ではないのです。

 

「あの村」の意味

重要なのはどこまで家ができたか、ではなく「ああ、楽しかったな」と言いながら帰れることです。

成果物ではなく、皆で試行錯誤して生まれる新しい体験や学びが、「あの村」の魅力です。

  • かまど作りの難しさを思い知ったこと
  • ご飯8合の圧倒的なボリュームを知ったこと
  • 星を見ながら怪談を聞いたこと
  • カレーを作ってテンションが上がったこと
  • 必死で穴を掘り、竹を切ったこと

このどれもが、素晴らしい経験として参加者の血肉になったはずです。

僕は、この二泊三日の経験を、一生忘れません。

僕たちは、自分たちで考えて、何でもやってみる・作ってみるという場所を実現していきます。

言われたことを何となくやったり、何となく生きるのではなく、自分の頭で考えてやってみた3日間は、最高の思い出になりました。

 

以上、第二回のレポートでした。

 

あの村では、自分の考えで村作りをやってみたい方のご参加をお待ちしております。

今回の記事を読んで「面白そう!」と思えた方は、是非あの村プロジェクト公式サイトをご覧ください。

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【草木を切って村を切り開く!】開拓ワークショップの記録 http://anomura.jp/blog/deforestation_workshop/ http://anomura.jp/blog/deforestation_workshop/#comments Sun, 26 Jun 2016 06:30:22 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=50 こんにちは、運営の堀元です。

さて、顧客体験型でDASH村を作っていく「あの村プロジェクト」ですが、下準備の期間を終えて、6月末に第一回のワークショップを行いました!

その名も、「あの村開拓ワークショップ」!

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今回はその開拓ワークショップの様子について書いてみます。

ワークショップの内容

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「あの村」ですが、最初は完全にただの森です。村から程遠い!

そんな中で、この森を開拓して、家を建てられるようにする必要がありました。

村にするために開拓は必須ですし、そもそも第二回のワークショップは「家を建てる」なので、何としても開拓しなければなりません。

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(第二回ワークショップの詳細はこちらから!)

したがって、気合入れて開拓しなければならないのです。開拓できないと家を建てられないから!

一日目 朝

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川崎駅に集合の後、荷物を無理やり詰め込む

小さい車に信じられないくらいの量の荷物を積み込みます。

一番邪魔だったのは、「ガソリン式草刈機」です。長さが150センチくらいあるので、とても邪魔でした。買わなきゃ良かったな…という空気が蔓延してしまうのもやむを得ないことでしょう。

そして移動。川崎からアクアラインを通って、二時間強の道のり。

一日目 昼

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「あの村」手前の公園に到着の後、昼食。

思い切り買ってきたお弁当ですが、絶景とセットだと圧倒的に美味しい!

 

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見てくださいこの景色!緑のパワーが圧倒的です!

景色を見ながらご飯を食べるのが楽しすぎて、既にやり遂げた感があります。

ご飯食べただけでやり遂げた感を感じてはいけない

 

作業①拠点製作

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作業開始の前に、とりあえずテントを張ることにしました。

ある程度開けている場所(上の写真)を見つけたので、ここにテントを張ることにします。

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今回はアウトドア経験者が多く、凄い早技でテントが建ちました!

僕が周囲の写真を撮っている間に、気づいたらテントが出来上がっていたので、何となく寂しかったです。

気づいたらテントができあがっている、は寂しい

作業② 道のりの開拓

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やや物騒な道具を用いて、伐採を進めていきます。

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まず開拓するのはここ。

家を建てるのにピッタリな平地(名前が長いので、とりあえず『建築平地』と呼ぶことにします)は、この場所の奥にあります。

次回を見越して、建築平地までの道のりも開拓しておきたいので、ひとまず道のりの開拓を始めます。

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ガソリン式草刈機を持った彼が、みるみるうちに草を刈って開拓していきます。

ガソリン式草刈機、すげえ!

先ほど「買わなきゃ良かったな…」という空気が出ていたのが嘘のような活躍っぷりです。

わずか5分で10メートルほども道を開拓できました。

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一心不乱に草を刈っていく。と思いきや…

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「あっ!ねえこっち来て!!」

何かと思って近づくと、草を刈っていた白井くんが得意げに見せてくれました。

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カニを。

確かにテンション上がるんですけど、得意げな顔が何となく憎たらしかった記憶があります。

そんな調子でどんどん進んでいきます。

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しかし、時折スムーズに進めないこともあります。

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大きな木(暗くて写ってませんが画面奥にあります)があって通りにくい。

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そんな時は斧でズドン!!

各々が破壊衝動を満足させながら進んでいく内に…

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さっきまで森だったところに、確かに道ができています!

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完成した道から出てくる人。

ある程度道ができたところで、一日目の伐採作業は終了。

暗くなる前に、夕食作りを始めます。

作業③ 夕食作り

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飯ごうでご飯を炊いて、

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味噌汁を作ったり、

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沢でビールを冷やしたりしながら、

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夕食完成!

森を切り開いた後のご飯、最高ですね!

沢で冷やしてたビールはすごく冷えていた訳ではありませんでしたが、労働の後のビールは最高でした!

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(夢中で食べ過ぎて、食べてる時の写真は全然ありません)

僕はそんなにキャンプをする方でもないので、飯ごうで食べたご飯は10年ぶりくらいに食べました。

自然の中で炊いたご飯って、本当に美味しいですね!

夜の楽しみ① ホタル

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僕らもとんでもなくびっくりしたんですが、なんと「あの村」にはホタルがいるんですよ!!

良いカメラを持ってないので、ホタルの写真は撮れなかったんですけど、とんでもない数のホタルがいました!

あんなにじっくりホタルを見たのは生まれて初めてだったので、とんでもなくテンションが上がりました。

と、同時に、

森を伐採しすぎるとホタルがいなくなりそう…

という不安が湧いてきました。切り開くのも程々にしましょう!

自然破壊と開拓という、普通はピンと来ないテーマについて自分事として考えられるのが、あの村の面白いところです。

 

夜の楽しみ② 星

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星がかなり綺麗に見えていました。

街の光がない中で、のんびり空を眺めるのは圧倒的に楽しい!

星座についての知識を持ち寄って、「星座勉強会」みたいなことをしたいね、と話していました。

そんな楽しさを味わいながら、一日目の夜は更けていきました。

驚いたのは、あの村にいる間は、都会に残してきた仕事が全く気にならないこと。

そんな場所が現代人には必要で、できるだけ多くの人にあの村に来てほしいな、と思いました。

二日目 朝

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このワークショップは夏至のすぐ後に行われたので、朝4時台には明るくなっていました。

朝日と共に起きる」のはとてつもなく贅沢な感じがします。

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朝食はうどん。

ちなみに、このワークショップではずっと「紙皿」を利用しています。

その理由が、燃やせばゴミにならないからです。なんて楽なんだろう!

一方でその代償もありました。うどん等の汁物を食べているとき、ふやけてグニャグニャになってくるのです。

100枚400円という格安紙皿を買ったのが悪かったのかもしれません。

安い紙皿はグニャグニャになる

次からはもう少しちゃんとした紙皿を買うことにします!

作業④ テント周りの開拓

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今後、より広く使うことを想定してテントの周りを切り開きます。

テントの周りは竹がいっぱいあるので、凄い勢いで切りまくりました。

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それにしても斧を振るうの楽しい!

日々のストレスを全部吹き飛ばすような感覚になれました。

渾身の力で斧を振り下ろしているので、かぐや姫が中に入ってたらイチコロだよな、と思いました。

かぐや姫はイチコロ

 

作業⑤ 家建設予定地の開拓

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前日に開拓した道の続きを更に開拓していくと…

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背の高い草が茂っている平地に出ます。

この平地が家の建築予定地です。

草を刈るなら、やっぱりアイツが大活躍します。

 

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ガソリン式草刈機ですね。2日連続大活躍でした。

さっきまで草まみれだった場所が、あっという間に開けていきます。

 

作業⑥ マルチシートを敷く

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せっかく刈った草が復活すると悲しいので、マルチシートと言われるシートを敷いていきます。

さっきまで草まみれだったところに、人工物が敷かれると、何となく不思議な感覚になります。

次回はここに家を建てるよ!

昼食、そして…

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二日目の昼食はパスタ。

飯ごうでパスタを茹でるという、不思議体験は中々面白かったです。

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そして、飯ごうで茹でたパスタを、地べたに座って食べる。これまた新しい体験。

あの村では、いい感じに既成概念が破壊されていきます。

昼食を食べ終わったら、片付けをして、帰りの準備をします。

 

 

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帰宅前に写真を一枚。

新しい体験と新しい驚きに満ちた、素晴らしい二日間でした。

参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!

私達運営側も、ワークショップをやってみて改めて「あの村」の素晴らしさを感じました。

  • 必至に草木を刈って通り道ができていく喜び
  • 火をおこして、時間を書けて作った料理の美味しさ
  • 街灯1つ無い森の中の、ホタルや星の明るさ

ここにはとても書ききれないほどの感動や、新しい体験がありました。

 

まとめ

以上、第一回ワークショップ「伐採・開拓ワークショップ」の記録でした。

 

あの村では、自分の考えで村作りをやってみたい方のご参加をお待ちしております。

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