ダコタファイアーホール作り~理論編~【アウトドアライフハック】

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はじめに

みなさんこんにちは。

「あの村」運営スタッフのカンザキです。

 

キャンプといえばたき火、たき火といえばキャンプと言えるほど、

キャンプとたき火は切っても切れない関係ですよね。

今回は数あるたき火術の中で、

「あの村」に製作予定のダコタファイアーホールについてご紹介します。

まずはこちらのイメージをごらんください。

Dakota-Fire-Hole-Illus

こちらがダコタファイアーホールです。

ぱっと見で、大体どんな構造かわかるシンプルさですが、

実はこのダコタファイアーホールは驚くべき性能を持つたき火なんです。

 

ダコタファイアーホールとは

簡潔に言うと、北米のネイティブインディアンが使用していたたき火。

一般的なたき火術の起源を一つに限定するのは民俗学的に見ても難しいようなので、

ダコタファイアーホールに限定してルーツを探ってみました。

 

1.ダコタとは米国のある地方に居住する北米インディアン「スー族」の一部である民族「ダコタ族」のこと。

2.ファイアーホールとは直訳だと火孔や炉のことですが、一般的にたき火やかまどのことを指す。

 

つまり

北米のネイティブインディアンであるダコタ族が生みだしたたき火術

=ダコタファイアーホール

ということです。

現在ではその手軽さから米軍のキャンプでも使用しているということなので、

北米のアウトドアでは一般的な手法のようです。

豆知識:ネットで「dakota fire hole  army」で画像検索をすると、いかついお兄さんたちが炎を囲んでる様子が見られる。

 

ダコタファイアーホールの作り方

超簡単につくれます。

先ほどの完成図を確認しながら以下のステップをごらんください。

1.掘りやすい土の地面を見つける。

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2.スコップなどを使い、地面を直径30cm、深さ30cmに穴を掘る。

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3.穴から30cm程離れた風上に、直径15cm程度の穴を掘る。斜めに掘り進むようにして、メインの穴へと繋げ貫通させる。

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4.五徳代わりに耐火レンガや大きい石をメインの穴の周りに並べ、その上に金網を載せる。

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5.大きい方の穴に薪と着火剤を入れ火をつける。

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どうでしょう?

いかにも簡単に作れそうではないでしょうか。

必要な材料がほぼ自然の中で手に入れられる点もお手軽です。

画像と文章だけでも製作手順がイメージしやすいと思いますが、

YouTubeなどにある動画を見るとよりわかりやすいので、気になる方は参照してみてください。

豆知識:多くの製作動画の絵面はあまりに地味すぎて笑える。

 

ダコタファイアーホールの仕組みと効果

効率もいいし、煙も少ない素晴らしいたき火術!

作り方を見ればおわかりいただけたように、ダコタファイアーホールは非常にシンプルな構造です。

しかしながら、その仕組みと効果は驚くほど合理的です。

 

穴の中(高温の燃焼室)で集中して薪を燃やすことで、

発生するガスをも燃焼させ、効率よく熱を生み出せる。

その熱が発生させる気流が吸引効果を作り出し、

吸気穴から新鮮な空気を吸い込んで、自動的に燃焼サイクルが高くなる。

不完全燃焼になりにくいので煙の量が減る。

 

早い話が超効率よく威力が強くて煙の少ない炎がおこせる画期的な方法です。

 

必要な材料はほとんど自然の中から得られて、なおかつ威力が強くて煙が少ない。

アウトドアやサバイバルにもってこいなたき火こそダコタファイアーホールなのです。

一度ダコタファイアーホールを作ってしまうと普通のかまどやたき火には戻れなくなるそうです。

科学的根拠を調べることのできない時代にこの手法にたどり着いていた人類は偉大ですよね。

豆知識:通常のたき火の煙害には泣かされ続けてきた。

 

いざ実践あるのみ!!

残念ながらすでに参加募集は締め切ってしまったのですが、

来たる2017年5月4日〜5日、「あの村」にてダコタファイアーホールづくりのワークショップを開催いたします。

そこで、実際にダコタファイアーホールを作ってみようと思います!!

ワークショップの様子は、次回の実践編でくわしく触れます。お楽しみに!

豆知識:早く作りたくて仕方がないです。

 

おわりに。

ダコタファイアーホールの迷宮

今回この記事を書くにあたり、

企画発案者でもある私は

「理論編だし、ま、Wikipediaとかから適当に引用すればいけるっしょ。」

ぐらいに思っていました。

しかし、世の中はそんなに甘くなかったのです。

「ダコタファイアーホール wiki」の検索結果で出てきたページがこちら

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念のため開いてみます。

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違う。

完全に違う。

圧倒的敗北感でした。

気を取り直してその後も検索を続けても「やってみた」系の動画やブログはあるのですが、

体系的にまとまった記事があまり存在しませんでした……。

 

ダコタファイアーホールのダの字も知らなかった私でしたが、

今ではパソコンでもスマホでも「だ」の予測変換ナンバーワンが「ダコタファイアーホール」になりました。

まさかダコタファイアーホールのためだけに英語サイトの検索までするとは思いませんでした。

これだけダコタファイアーホールについて調べた人間は日本では私だけな気がします。

まちがいなくダコタファイアーホール研究の第一人者と呼んでいいでしょう。

日本ダコタファイアーホール協会を立ち上げ、会長に就任したいと思います。

豆知識:ダコタファイアーホールという単語がゲシュタルト崩壊しました。

 

 

それでは次回、『ダコタファイアーホール~実践編~』にて、お会いしましょう!

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