こんにちは。
「あの村」副村長のナナシロです。
7月からオープンの「あの村」ですが、すでに村民希望者の方から「こんなことを村でやりたい!」とワクワクするような提案を多数いただいております。
とりわけ多いのが、「農業をやってみたい!」という方。
やはり”ゼロからの村作り”なわけですから、自分たちが食べるものを自分たちで作れる環境には憧れがありますよね。
副村長の僕も、農業やりたい組(笑)の一人です。
農業をやりたい!けど……
とても農業をやりたい!
……のですが!!!
実は僕、大学を卒業するまで田んぼを目の前で見たことがないというエモいエピソードがある完璧なシティーボーイなんですよね……。
当然、まったく農業には詳しくありません。
今の僕だと、アサガオですら枯らします……。(小学生以下)
やはりまずは最低限の知識をたくわえる必要がありますね!
……農業を知るには、育てる作物を知るべし。
……作物を知るには、植物の基本的なことを知るべし。
というわけで、まずは、植物について勉強してみましょう!
植物の生育について学んでみよう!

というわけで、レッツスタディー。
……
なになに、植物には「個体維持」と「種族維持」という二つの営みがあって、自分の身体を作る営みが「個体維持」、子孫を残す営みが「種族維持」なのか。
そして、「個体維持」をするための成長を「栄養成長」、「種族維持」をするための成長を「生殖成長」と言うらしいです。

……
…………
分からん!!!!!
分からなすぎて参考書の一ページ目で挫折しかけたので、ちょっと工夫をこらして、植物の生育を人間の一生でたとえてみましょうか……。
植物の生育は、人間の一生にたとえるとめちゃくちゃ分かりやすい
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……なるほど。
そうか、植物って人間だったのか。(違う)
冗談はさておき。
人間で言うところの子供時代が植物の個体維持の時期で、それ以降、人間で言うところの親になってからが植物の種族維持の時期ってわけですね。
そして、植物の生育にまず絶対に必須になる水や空気、栄養分は、人間で言うところの家庭。
植物が元気に育つために大切な日当たりや温度、湿度は、人間で言うところの学校や会社に当たるでしょうね。
マイナスの影響をもたらす外的要因である害虫や雑草は、さしずめ、いじめっ子の不良や、貶めようとしてくる同僚と言えるでしょう。
子供時代にぬくぬく育つとニートになる
植物がどのように成長し、子孫を残していくかはこれでよく分かりましたね。
あとは植物ごとに適した良い環境で大事に大事に育てていけば、自立した素敵な大人……いや、美味しい作物ができるはず。
……と思いきや、どうやらそう簡単にはいかないようです。
栽培植物は、
最適な環境でぬくぬく育ちすぎると、種族維持能力が劣化する
そうです。
要するに、
過保護に育てるとニートになる
ということですね。
たとえば、スイカやさつまいもの場合は、個体維持期に栄養が豊富すぎると、つるばかりがどんどん伸びて花や果実が大きくならない「つるぼけ」という状態になるそうです。
そこも人間と一緒かよ!!!!
子供時代に厳しく育てられると、たくましく自立した大人になる
逆を返せば、子供の頃に厳しくしつけられた作物は美味しく育つ、ということなんですね。
春に収穫をするダイコンは、あえて冬直前に種をまき、あまり栄養を与えずに育てるようです。
そうすると、厳しい環境で冬を越すことになるため、ダイコンは
「なにくそ……こんなところで負けて……たまるかッ……!」
と踏ん張り、美味しいダイコンになるのです。
なるほど、植物の栽培は人間の教育に似ていますね。
農家の方々が収穫した作物を「我が子」と表現するのもうなずけます。
まとめ
というわけで、今回学んだことを端的にまとめると、
- 素晴らしい大人(美味しい作物)になるためには、子供時代のしつけが大切
- 子供時代に甘やかされる(栄養を与えすぎる)とニート(まずい作物)になる
- 植物の栽培って、人間の教育っぽい
という感じでしょうか。
農業について分からなすぎたので、とりあえず、植物はどのように生育するのかについて調べてみました。
いかがでしょうか?
これからも、ムラマガでは村作りをするにあたって調べたことや、「あの村」で試してみたことを書いていきます。
お楽しみに!