こんにちは。村長の堀元(@kenhori2 )です。
僕は目下、東京都内の家と千葉の「あの村」を行ったり来たりする二拠点生活をしています。
さて、引っ越しのときやらなければならない作業といえば、住民票の移動ですよね?
僕も先日、「あの村」に住民票を移す手続きをしてきました。
結果から言うと、手続きに2時間くらいかかりました。
信じられますか!?待ち時間除いてですよ!
普通、住民票移す手続きなんて10分くらいじゃないですか。
ところが、更地に住民票を移すのは極めて困難なのです。
今回はそんな一部始終を、みなさまにお届けします。
訪れたのは鴨川市役所
「あの村」は鴨川市内にあるので、手続きのために鴨川市役所へ訪れました。
僕はわりとしょっちゅう引っ越しをしているので、住民票を移すのは慣れています。
今回も、
くらいに思っていました。この後に、あんな戦いが待ち受けているとは知らずに……
愛想のいいお姉さんと、彼女の動揺
軽い足取りで鴨川市役所に入ると、平日午前の市役所はすいていました。すぐに受付に案内されます。
対応してくれたのは、非常に愛想のいいお姉さん。キャリアもそれなりにありそうで、
と、軽いノリで動き出してくれました。この瞬間までは、
と、今後の予定について思いを馳せていました。
……が、今日の予定についてしっかり考えがまとまった5分後、まだお姉さんが戻ってきておらず、徐々に不安になってきました。
さらにしばらく待っていると、お姉さんが戻ってきました。
適切じゃないタイミングで「独裁者」を思い出す
その後も、かなり長い時間待たされました。
僕は
と思っていたので、この展開には面食らいました。
正直、この日まで、僕は役所の人って機械的に仕事してるんだと思ってました。
しかし、役所の人は人間でした。
この時、僕はチャーリー・チャップリンの「独裁者」の
君たちは機械じゃない。君たちは家畜じゃない。君たちは人間だ。
というフレーズを思いだしていました。
でも、よく考えてみたら思いだすタイミングとして全然ふさわしくないですね。変なタイミングで思いだしてしまったことを故チャップリンにお詫びしたい。
戻ってきたお姉さんと進まない話し合い
対応してくれたお姉さんが戻ってきました。
なんと、もう一回確認されました。
住民票を移しに来ている時点で住むに決まってるんですけど、改めて確認されました。
というか、お姉さんの聞き方には、疲弊の色が浮かんでいました。
「頼む!何かの間違いであってくれ!」という声が聞こえてきた気がしました。
お姉さんに大変同情的な僕は思わず、「あっ、間違いました。住まないです」と言いそうになりましたが、こちらもサービス開始に向けた手続きが待っておりますので、そういうわけにもいきません。
と返事をすると、お姉さんは
と、悲しそうな顔をして戻っていきました。
悪いことしたなあ……と僕の心にははっきりした申し訳なさが残りました。
なんで住民票を移すだけでこんな罪悪感を覚えないといけないんだ。
インフラ整備について聞かれる
続いて、戻ってきたお姉さんに聞かれたのは、インフラの件でした。
悪いことしたみたいな気持ち
役所の人がここまで混乱してるのを初めて見ました。混乱させちゃってごめんね!!
帰り際、追ってくるお姉さん
全て終わった頃には、2時間ほど経過していました。エライ目にあった。
「予定してた仕事はできないなあ」と思いながら帰り道を歩いていると、後ろからお姉さんが追いかけてきました。
みなさん、想像してください。
ついさっきまで2時間拘束されてようやく解放されたのに、拘束された相手から再びダッシュで追われる悲しみを。
が、結果から言えば、必要なサインが一箇所足りてなかっただけでした。
動揺したお姉さんが、手続きの手順をミスったそうです。なんかもう……重ね重ねごめんね……。
まとめ
ということで、今回の件から得られた知見はこちら。
- 山奥に住民票を移すのは意外に難しい(2時間かかる)
- 市役所の人は機械的に仕事をしているわけではない
- 何となく悪いことをしている気になる
これから山奥で村作りをはじめる人は、住民票を移すのが大変になりますので、覚悟をしておいてください!
最後に、チャップリンと市役所のお姉さん、なんか申し訳ありませんでした!!