【「あの村」でしか出来ない食事ライフを送ろう】村の竹を使って「竹蒸し」を作ってみた。

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まずは自己紹介

こんにちは。

「あの村」スタッフのきのこです。

元々超インドア派でアウトドアとは無縁、そして超内向的な人間なのですが、何を思ったのか「あの村プロジェクト」に飛び込んでしまいました。

緑の中で過ごし、キャラの濃すぎるスタッフと関わることで自分の中の何かが変化しているのを感じています。

 

さて、今日はムラマガで初めての記事を書きます。

昔料理人をしていたこともあり、「食」に関する記事をたくさん書いていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

「あの村」といえばアレ

logo

 

みなさん、「あの村」のロゴにも描かれている「あの村」の代名詞ともいえるものは何かご存じでしょうか。

答えは、「竹」です。

村に行ったことのある方ならご存じでしょうが、とにかくたくさん生えています。

竹は古来より道具や工芸品として利用され、人々の生活を支えてきました。

そして近年、地球環境への関心が高まる中で注目を浴びている「捨てるところがなく超エコで多彩な使い道」をもつ資源でもあります。

せっかくそんな次世代の地球を支えると思われる資源がたくさんあることなので、「あの村」でも竹をフル活用していきたいと思っています。

決して、タダでめちゃ便利なものあったわーラッキー♪とか思ってません。

 

もちろん「食」に関することでも竹は万能でして、

お皿に、コップに、お箸に、といったオーソドックス(?)な利用を始めとして、竹で作った器に鶏肉や野菜をつめてそのまま火にかけるという大胆な調理方法まであります。

それが今回ご紹介する「竹蒸し」というもの。

竹が豊富な宮崎県の高千穂では、竹に水を注ぐときの音から竹を「かっぽ」と呼び、

その「かっぽ」を器として利用する竹蒸し料理は、「かっぽ鶏」と言い、高千穂の郷土料理として昔から親しまれているそうです。

 

竹蒸しの作り方

では、竹蒸しの作り方をご紹介していきます。

 

  1. 両端に節が残るように竹を切りだして、節と節の間の一部をくり抜く。
  2. そこに下味をつけた鶏肉や野菜をつめる。
  3. くり抜いた部分をフタとしてかぶせて、竹ごと火にくべる。

 

手順はたったのこれだけ。何も難しいことはありません。

竹の中で蒸されながらゆっくりと具材に熱が通っていくのですが、

その際に竹の香りとエキス(主に油分)が食材に染み込むことで、風味豊かな独特の味わいとなります。

器とする竹はエキスが出やすい一年程度の若い青竹がおススメだそうです。

 

実際にやってみた

そんな竹蒸し料理を2月に実施したワークショップでやってみました。

“世界で最も創造的な遊び場”を標榜する「あの村」なので、当然詳しい手順の説明などはあえていたしません。

ノコギリやナタ、軍手といった道具を用意した後は、

3チームに分かれ、「各チームで切り出しから火起こしと調理までをしてみましょう」という村長・堀元のアナウンスがあり、

では各々ぬかりなく!といった感じでスタートしました。

 

……が、一瞬前の村長のアナウンスはどこへやら早くごはんを食べたい(まだ12時です)気持ちになっていた参加者たちは、

切り出しチーム、火起こしチーム、食材カットチーム、と自然に分かれて竹蒸しの速やかな完成を目指し始めました。

さすがみなさん、早くも創造性を発揮していらっしゃいます。

村長・堀元
フルシカトつらい……

 

切り出しチームは、まずは中に十分な食材を詰めることの出来そうな太さのある竹を探します。

「あの村」の竹は調べたところによると「真竹(マダケ)」という種類(※)で、太さは10cm程度にまで育ちます。

曲げや圧力への抵抗性が高いことより竹細工の素材としてもっとも多く用いられているそうです。

※「真竹」と「破竹(ハチク)」は似ているため、もしかすると「破竹」の可能性もあります。

参加者の中には竹を切りだすのが初めてな方もいて、どうすれば上手く出来るか試行錯誤しながら楽しんでいらっしゃいました。

竹を切りだす

いい感じの竹を切りだしたら、くり抜く作業……と思いきや、まどろっこしいと思ったのかナタで側面を削る作戦に。

「中に詰められれば問題ないでしょ」と笑う顔が印象的でした。

 

そうしている間に、そういえばお箸がないと気付いた参加者たちはお箸作りも始めます。

最初はまるで菜箸かというような太くて長い出来栄えでしたが、何人分か作るうちにスマートで可愛いお箸が出来ていました。

みなさんがどんどん職人と化していく様子が面白かったです。

 

食材カットチームは、普段のキッチンとは違い水も自由に使えず、そもそも平行な場所すらないという過酷な環境の中、どうにか食材をカットしていました。

自生しているふきのとうを見つけ、ちゃっかりこれも食材にカウントです。

切り出しチームが作成した竹の器に食材を詰めて準備をしていきます。

 

一方、そのころ火起こしチームはというと着火剤や炭、小枝などを駆使して火を起こし、竹で四角いフレームをつくり即席のかまどを作っていました。

 

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十分な火の強さになったところでいよいよ竹蒸しを投入。

竹が真っ黒に焦げるくらいまで火にくべるのがポイントですが、竹自体が瑞々しく熱伝導性も低いため、思った以上に時間を必要としました。

竹蒸しごはん

 

火起こしチームの方、つきっきりで火のお世話をしてくださりありがとうございました。

ちなみに出来上がりまでの時間が待ちきれず、私は竹を使った熱燗「かっぽ酒」を作って楽しんでしまいましたが、

熱燗づくりに勤しむきのこ

竹筒は斜めに切る方が注ぎやすかったかも

参加者たちも同様で、ベンチや謎の楽器を作成するなど、めいめいにクリエイティブする姿が見られました。

謎の楽器を器用に鳴らす

謎の楽器を器用に鳴らす

肝心の仕上がりは

そして、すっかりお腹の空ききったころ、お待ちかねの竹蒸しが出来上がりました。

 

お味は……めっちゃ美味しい!!

竹の良い香りがして、まろやかな味わいは最高。

手間ひまかけて完成させた喜びもあり、皆がニコニコとしながら「食」を楽めるアウトドア料理の魅力を感じることが出来ました。

※恐ろしいことに、今回のメインである鶏や魚の竹蒸しの完成の写真がなかった(!)ため、制作中の鶏の竹蒸しと、一緒に作ったふきのとうと炊き込みご飯の写真を載せておきます……。

竹蒸し(未完成)
竹蒸し完成

 

 

竹蒸しは本当に美味しかったので、「あの村」に来たらぜひ一度はチャレンジしてみてくださいね。

他にも調べたところ、竹の葉っぱを利用した薬膳的な効能のある「お茶」「お酒」もあるらしく、次回試してみようと思います。

ふきのとうを食べる直前

ふきのとうを食べる直前

番外

  • ふきのとうのアク抜きを忘れたため、クッソ苦かった。けれど美味しさの片りんは感じたので、また来年再チャレンジしたい。

 

  • ちょっとしたハプニングがあった。かまどのフレームとした竹が大きな音で破裂。

ー「爆竹」という言葉の通り、節の間にある空気が熱されて膨張することで爆発を起こすらしい。危険なので、竹を熱する際は穴を開ける、縦に割るなどしてから使ってね!

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