営む – ムラマガ http://anomura.jp/blog 村を作りたい人のためのwebマガジン Thu, 26 Oct 2017 08:59:49 +0000 ja hourly 1 http://anomura.jp/blog/wp-content/uploads/2016/11/cropped--32x32.png 営む – ムラマガ http://anomura.jp/blog 32 32 【獲物は】ペットボトルで川にわなを仕掛けてみた!【かかったのか?】 http://anomura.jp/blog/wana-river/ Tue, 25 Jul 2017 22:00:32 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=736 ナナシロです。

 

「あの村」にいると、どうしても飲み終わったペットボトルが出てしまうんですよね。

普段はゴミとしてまとめて捨ててしまっているのですが、なんだかもったいない気がしたので、利用方法を考えてみました。

そこでふと「わな」を作ってみようと思ったのです。

我ながら名案。

 

「あの村」には2本の川が流れているので、水生生物がたくさんいます。

なので、川にペットボトルで作ったわなを仕掛ければ生き物が捕まえられるかもしれない!

水量が少ないので小さいサイズのものしか期待できないとはいえ、もしかすると食べられる魚がかかることもあるかも……?

というわけで、さっそくペットボトルでわなを作ってみましょう!

 

ペットボトルで簡易のわなを作ってみよう!

用意したもの

  • 500mlのペットボトル…1つ

 

作り方

 

1. キャップをはずす。

1. キャップをはずす。

2. ペットボトルを半分にカット。

2. ペットボトルを半分にカット。

3. お尻の方にえさを入れ、飲み口の方を逆さにしてつっこむ。

4. 完成★

4. 完成★(欲張ってペットボトル2つ使って大きく作りました。)

 

とても簡単ですね。

本当はペットボトルのお尻の部分に水抜き用の穴を開けた方が良いのですが、今回は流れが弱い用水路に置いておく感じなので穴は開けませんでした。

わなの仕組みはいたってシンプルで、サワガニなどがこの中に入ると飲み口の部分がすぼんでいるため出られなくなるのです。

では、さっそく作ったわなを「あの村」の川に設置しましょう!

 

川に作ったわなを設置!

田んぼ用に灌漑している方の川(通称:フォトジェニックじゃない方の川)に設置してみました!

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確かにコンクリートで囲われた用水ですが、実はここにもたくさんの生物がいます。

具体的には、サワガニ、カエル、アメンボなどですね。

実は、数センチの小さい魚も泳いでいます!

(なんという魚かはまだ分かっていませんが、あごひげが生えているので、コイ科の魚とにらんでいます。)

 

設置したわなはこんな感じ。

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ちなみに、えさは昨晩炊いたご飯の米粒と昨日の昼に食べたそうめんの麺を細切れにしたものです。

めちゃくちゃ勢いと浅い知識で作ってみたわなですが、きっと、いや絶対に獲物が引っかかるに違いない!(謎の自信)

ふっふっふ……明日の朝が楽しみだ……。

 

結果は……

設置した日の翌日。

朝起きてすぐに川へ行き、恐る恐るわなの中を覗くと……?

check

……

nohit

……

…………

………………

いないんかい!!

 

というわけで、今回は残念ながらペットボトルのわなで獲物を捕まえることができませんでした。

「設置場所が悪いんじゃないの?」

「やっぱり水抜きの穴を開けるべきだよ」

「えさがいまいちなんじゃない?」

などといったツッコミも多々あると思いますが、失敗だろうとなんだろうと上手くやることより楽しむことを大事にする「あの村」です。

きっと、ググればいくらでもより効果的なわなの作り方が出てくると思います。が、そうやって安易にネットで調べたくなるのをグッとこらえ、まず自分なりのやり方を試してみることは、まさに「あの村」で大切にしている「自分たちで考えてゼロからやってみよう!」の精神だと思います。

 

即席で作ったわなとはいえ何もゲットできなくて悔しかったので、今後バージョンアップしてリベンジを果たしたいと思います。

次はもう一つの川の方に複数設置してみようかな。楽しみ!

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ついに「あの村」がオープン!村の現状紹介とこれからの展望について。 http://anomura.jp/blog/anomura-open/ Fri, 21 Jul 2017 05:20:09 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=702 「あの村」副村長のナナシロです。

久々の「ムラマガ」更新となりますが、今日は「ムラマガ」の舞台となっている「あの村」について改めてご紹介させていただこうと思います。

ついに「あの村」がオープン!

7/20に、ついに「あの村」がオープンしました!

クラウドファンディングで151%以上を達成するなどオープン前から話題となっていた「あの村」でしたが、ようやくオープンへとこぎつけることができました。

現在「あの村」では、オープン後の常駐スタッフとなる村長・堀元と副村長・ナナシロが、先駆けて「あの村」での生活をスタートさせ準備を進めています。

そこで、今回のムラマガでは、「あの村」の現状とこれからについてご紹介していこうと思います。

「あの村」の現状

駐車場から7分ほど歩いていくと、道の右側にポストが見えてきます。そこを折り返して下りていきます。

ポストはこんな感じのかわいいオレンジのポストです。これが目印ですね!

しばらく舗装されていない道を行き…。

「あの村」の敷地へと入っていきます。そして道の左側には…。

川が!ここにはサワガニやヤゴ、カエルなどがいます。

左側に川を見ながらもう少し歩いて行くと…?

なんか見えてきた…!

軽トラック!そしてその後ろには…。

村長と副村長が住む小屋!まだ外装が未完成なので、合板を貼ったり絵を描いたりしたい方募集中!

小屋の裏には資材置き場を作りました!今は雑多にものが置かれていますが、もう少し整理したいですね。笑

オープン初日に早速来てくださった村民の方々が菜園を作るために竹林を切り拓いています!「ミニトマトなど育てよう」と盛り上がっています!

村に来たみんなで食事や談笑をする広場にはこうしてタープを張ることもあります。

北米のインディアンのたき火術である「ダコタファイアーホール」でかまどを作りました。火力が強いので最高に使い勝手がいいです!

DIYで作った作業台もあります。主に調理に使いますが、現在は鋭意制作中の竹の晩酌セットの竹を置いてあります。

現在の「あの村」はこんな感じです!

人によっては「思ったよりいろいろ整っている!」という方も、「まだまだこれからだね!」という方もいらっしゃると思います。

一つ言えることは、「あの村」には完成も未完成もない、ということです。

「あれやりたい!」「これやりたい!」というみなさんの妄想が「あの村」を変化させていきます。

(実際、現在開拓中の菜園予定地も、村民の方が「菜園を作りたい!」と言ったことから始まっています。)

これからの「あの村」

これは、こんなものがあるとより楽しい村になるなぁとあくまで運営側が(主に副村長の僕が。笑)思っているものですが、例えば、

  • 微生物の力で糞尿を分解するコンポストトイレを作りたい!
  • 竹林の中にスクリーンを張って屋外映画鑑賞をしたい!
  • 畑を作ってじゃがいもなど主食になるものを育てたい!
  • 暑い日に気軽に浴びられるシャワーを作りたい!
  • 川沿いの大きな木の上にツリーハウスを作りたい!

などです。夢が広がる!!

 

きっと今これを読んでくださっている方の中にも「自分だったらこういうことをしたい!」というものがあるかと思います。

そういう方にどんどん「あの村」へ来ていただき、どんどん村らしくしていっていただければ僕らも嬉しい限りです。

 

7/20に待望のオープンを果たした「あの村プロジェクト」は、日本テレビの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」内でTOKIOさんがやっているような、本当にゼロからの村作りをおこなえるサービスです。

オープン早々から続々と村民が増えてきておりますが、これからも「あの村」ではどんどん村民を募集していきます。

「面白そう!」「ワクワクする!」と思ったあなた、まずは体験入村で「あの村」へ起こしいただければと思います。

現地を見ると、次から次へと村作りのアイデアが出てきますよ!

体験入村のお申し込みは「あの村」公式サイトから。

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【アウトドアで死ぬほど役立つ!】牛乳パック最強説【ライフハック】 http://anomura.jp/blog/milk-cartons/ http://anomura.jp/blog/milk-cartons/#comments Fri, 09 Jun 2017 09:05:53 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=583 はじめに

牛乳パックが実はアウトドアシーンでむっちゃ使えるらしい。

みなさんこんにちは。

「あの村」スタッフのカンザキです。

今回の記事では私たちの身近な存在である牛乳パックが、

実はアウトドアシーンにおいてさまざまな形で使用ができるということを聞きつけたため、

牛乳パック最強説と題し「あの村」で実際に検証した一部始終をお伝えしたいと思います。

 

牛乳パック最強説の概要

使用用途

さまざまな用途があるとお伝えしましたが、具体的にどんな使い道があるのか確認してみましょう。

1.飲める

牛乳パックなので、もちろん最初は飲み物が入っています、自明の理でしょうが飲料としてのどを潤すことができる。

2.まな板

牛乳パックを切り開き、まな板代わりに使えるということらしい。

3.燃料

実は牛乳パックはしっかり長く燃えるので着火剤や燃料がわりに使えるらしい。

4.ランプ

その燃焼効果の良さから、細く切ることでランプがわりに使えるらしい。

 

よく燃える←なんで?

素材に秘密がありました。

燃焼効果が強いとお伝えしましたが、牛乳パックは普通の紙となにが違うのか、ご説明したいと思います。

牛乳パックの素材はただの紙とは違い、内側にツルツルとしたコーティングがされていますよね?

 

【ツルツルの正体と燃焼効果の理由】

一般的に薄く伸ばしたポリエチレン(プラスチックの一種)が使用されている。(参照:株式会社 明治 公式サイト

ポリエチレンが利用されていることで通常の紙よりもゆっくり、かつ、しっかり燃えるため、たき火の燃料としても利用価値が高い。

ちなみに、燃やすと有毒ガスが出るような危険なプラスチックも多いですが、

ポリエチレンは問題ないようです。(参照:知っておきたい危ない化学物質

 

やってみた

理論もわかったことですし、

なんでも思いついたらすぐにやるのが「あの村」流です!

さっそく一つずつ検証していきましょう。

 

1.飲む

飲料用の牛乳パックをスーパーで購入しました。

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カンザキ
馬場くん、これあとで一気飲みしてね。
馬場
え……?

困惑する様子の馬場くんでしたが、大した問題ではございません。

それから村についてしばらくして、のどが渇いたであろう頃に呼び出してあげました。

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馬場くん、よろしく。

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若干の苦悶を感じる表情ですが、いい飲みっぷりです。

IMG_7501  

「お腹を抑えるほど美味しい」という新しい表現ですかね。

 

結論:のどを潤すことができたっぽいが、一気飲みは辛い。

 

ちなみに飲み終わったばかりの牛乳パックは湿気が抜けないので乾かす必要があるため、

この後の実験には自宅から持参した牛乳パックを使用することにしました。

IMG_7505

豆知識:料理番組等でよく行われている手法です。

 

2.まな板

切り開いたパックの内側を使って調理を始めます。

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あとは通常の調理同様食材をどんどん切っていきます。

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結論;機能として全く問題がありませんでした。

むしろ、お鍋に直接入れるときにすでにある折り目を活かして入れられるので下手なまな板よりもアウトドア向きです。

そして最終的には牛乳パック自体も燃やして廃棄が可能なのでエコかつ衛生的でもあります。

 

3.燃料

今回は薪を先に燃やしておいたのですが、火の中にくべます。

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とりあえずどんどん入れていきます。

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このようにちょっと引くぐらい大炎上します。

結論:むっちゃよく燃える

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馬場
すごい勢いだ!

豆知識:勢いよく燃えている様子をわざとらしく表現してもらいました。

 

 

4.ランプ

通常のランプでは面白みが足りないので、

細く長めに牛乳パックを切り、火をつけてみました。

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ジリジリ燃え上がってくるのが楽しい。

良い子は真似しちゃいけない遊び方ですが、大型の線香花火のようなものです。

結論:とりあえずたのしい。

 

5.その他

鍋の蓋が足りず、代わりに牛乳パックをかぶせることにしました。(画面左奥)

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豆知識:蓋としても流用可能です。

 

おわりに

結論:牛乳パックは最強だった。

いかがでしょうか。

ご家庭で日常的にでるゴミとしてしか扱われていなかった牛乳パックですが、

こんなにも利用価値が高かったなんて驚きではないでしょうか。

正直私もあまりに便利なので、牛乳パックが大好きになりました。

これからの季節、キャンプやBBQに行く機会が増えると思いますが、その際には牛乳パックを持っていくことをおすすめします。

アウトドアだけでなく、災害時の備蓄として保管しておくのもいいですね。

そして「あの村」に遊びに来る際には牛乳パックを持参していただくと

「こいつ、わかってるな…」

と、玄人として認知されます。

玄人扱いされたい方、ぜひ「あの村」に牛乳パックとともにお越しください!

 

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ダコタファイアーホール作り〜実践編〜【アウトドアライフハック】 http://anomura.jp/blog/dakota-practice/ Tue, 23 May 2017 12:02:08 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=424 はじめに

みなさんこんにちは。

「あの村」運営スタッフのカンザキです。

先日「あの村」にて前回の記事でご紹介した、ダコタファイアーホールを作ってきました。

今回の記事ではダコタファイアーホール作り〜実践編〜と題し、その一部始終をお伝えいたします。

 

作り方のおさらい

ダコタファイアーホールの作り方はいたってシンプル

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さて、こちらがダコタファイアーホールの完成図です。

まずは作り方を再確認しましょう。

1.掘りやすい土の地面を見つける。

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2.スコップなどを使い、地面を直径30cm、深さ30cmに穴を掘る。

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3.穴から30cmほど離れた風上に、直径15cm程度の穴を掘る。斜めに掘り進むようにして、メインの穴へと繋げ貫通させる。

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4.五徳代わりに耐火レンガや大きい石をメインの穴の周りに並べ、その上に金網を載せる。

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5.大きい方の穴に薪と着火剤を入れ火をつける。

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以上。

 

作ってみた

いざ実践あるのみ

 

ステップ1.掘りやすい土の地面を見つける。

 

竹の根が張っているところを避けながら、

穴の掘りやすそうな場所を探します。

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しかし、思いのほか竹の勢力が強く、なかなかよい場所を見つけられません。

ちょっとくじけそうになりました。

この後どうにか適当な場所を発見。

 

ステップ2.スコップなどを使い、地面を直径30cm、深さ30cmに穴を掘る。

ステップ3.穴から30cm程離れた風上に、直径15cm程度の穴を掘る。斜めに掘り進むようにして、メインの穴へと繋げ貫通させる。

 

早い話がひたすら掘ります

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掘ります。

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掘りまくります。

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掘ってます。

 

……絵面が地味すぎる!!!!

 

 

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大の大人数名が一心不乱に地面に向かう様子。もはや異様です。

 

 

作業内容とネット動画などからして予想していましたが、

一切華がありません

豆知識:穴を掘る絵面はどう頑張っても地味。逆に「華やかな穴掘り」を見てみたい。

 

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頑張って盛り上がりの雰囲気を出そうとする村長

 

 

ちなみに、穴を掘っているときにどんな会話が繰り広げられたかというと。

「幼稚園生のときとか砂場でトンネル作るのが好きだった」

「あ~わかります~いいですよね~……」

「……」

「……」

「……あ!たまに上見るとすげぇ空綺麗!!」

「おお!本当だ!」

「……」

「……」

豆知識:人間は穴を掘るときは会話が続かないし、ふと見上げる空の美しさに感動する。

 

その後も掘り続けること数十分…

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ついに…

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穴がつながった!!!!

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画像ではわかりませんが、「トンネルの中で手をつなぐ」というお約束の行為をしてくれています。

 

ステップ4.五徳代わりに耐火レンガや大きい石をメインの穴の周りに並べ、その上に金網を載せる。

 

今回は絵面の華やかさを追求した結果、耐火レンガを使って穴の周りを囲みました。

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積み木の要領です。

完成。

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ちょっと無骨。

 

ステップ5.大きい方の穴に薪と着火剤を入れ火をつける。

 

無事完成したあとは実際に燃焼を始めます。

ダコタの性能との比較のために通常のたき火も併せてご紹介します。

ちなみに通常バージョンのたき火を作ってくれたのは、「あの村」運営スタッフのなかでたき火の達人としても名を馳せている、法務担当の馬場くんです。34462796071_cc33f2f5f0_o

みんなが一生懸命に穴を掘ってる後ろで、こんな意味不明な写真を撮っていました。

 

通常のたき火の炎とその煙害

炎をよく燃やすためには一定の送風が重要です。

そこで薪をくべる馬場くんの苦労を減らすために、うちわを使って送風するお手伝いをしてあげることにしました。

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馬場「ちょっあつっ!あついっ!!」

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馬場「目!目が痛いっ!!」

このように、通常のたき火では火を強くするために送風すればするほど、煙が出てしまいます。

 

ダコタファイアーホールの炎

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一度火をつけるとみるみるうちに炎が強くなりました。

煙も少ないです。

あっという間に安定した炎ができるので、たき火の達人もなす術がなくなっていました。

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馬場「仕事を奪われた…」

 

実験

ダコタファイアーホールとは、

大きい穴で火が燃えることによって発生する上昇気流により小さい穴から大きい穴への空気の流れがうまれる。

⇨そこから流れる新鮮な空気によってより炎が強くなる&完全燃焼することで煙も少ない。

という仕組みです。

実際に空気の流れがうまれているのか、タバコの煙を使って検証しました。

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ちょっとわかりにくいですが、煙が吸い込まれています。

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新鮮な空気が流れ込むので炎の勢いは安定して強く、煙も少ないです。

百聞は一見に如かず。とはよく言ったものですが、

知識としてインプットしていた現象が目の前で実際におこると、いくつになっても感動するものです。

 

おまけ

完成したダコタファイアーホールを使って作ったものはこちら。

パエリアです。山のなかで食べる海鮮パエリア。

ついでにアヒージョを作ろうとしたところ、火力が強すぎたのが原因でアヒージョ用の小鍋が割れました。

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燃える小エビさん。

翌日の朝にはホットサンドイッチを作りました。

 

感想

ダコタファイアーホールって素晴らしい。

 

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今回ダコタファイアーホール作成にあたって一番大変だったのは掘る場所を見つけることでした。

「あの村」の土地の特性上、竹の根が張っているところが多すぎて、掘りやすそうな場所をみつけるのに一苦労。

結局軽く根は張っていたものの、のこぎりなどで切りながら対応しました。

一般的な森やキャンプ場では竹の根が張っていることはあまりないと思うので、作成するのはよっぽど楽だと思います。

 

前回の記事で日本ダコタファイアーホール協会会長を名乗った私ですが、

この度実際に作って使用してみて、その能力には頭が下がりました。

大きめの庭があるご家庭なら一家に一穴、ダコタファイアーホールをお勧めしたいですね。

たいして使わないBBQコンロを買うなんてナンセンス!

ダコタファイアーホールは必要なものもほとんどありませんので、経済的で、一度作ってしまえば火おこしも楽です!

この機会にぜひ作成を検討してみてください!

豆知識:ついテレビショッピング調になってしまうほどダコタファイアーホールはすごい。

 

おわりに

今後しばらくの間は「あの村」のメインかまどになるダコタファイアーホール。

その能力を実感したい!という方、大自然の中で美味しいご飯を食べたい方、

ご家庭の庭で実践するのも楽しいでしょうが、ぜひ「あの村」へ遊びに来てください!

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ダコタファイアーホール作り~理論編~【アウトドアライフハック】 http://anomura.jp/blog/dakota-theory/ http://anomura.jp/blog/dakota-theory/#comments Mon, 01 May 2017 13:23:35 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=215 はじめに

みなさんこんにちは。

「あの村」運営スタッフのカンザキです。

 

キャンプといえばたき火、たき火といえばキャンプと言えるほど、

キャンプとたき火は切っても切れない関係ですよね。

今回は数あるたき火術の中で、

「あの村」に製作予定のダコタファイアーホールについてご紹介します。

まずはこちらのイメージをごらんください。

Dakota-Fire-Hole-Illus

こちらがダコタファイアーホールです。

ぱっと見で、大体どんな構造かわかるシンプルさですが、

実はこのダコタファイアーホールは驚くべき性能を持つたき火なんです。

 

ダコタファイアーホールとは

簡潔に言うと、北米のネイティブインディアンが使用していたたき火。

一般的なたき火術の起源を一つに限定するのは民俗学的に見ても難しいようなので、

ダコタファイアーホールに限定してルーツを探ってみました。

 

1.ダコタとは米国のある地方に居住する北米インディアン「スー族」の一部である民族「ダコタ族」のこと。

2.ファイアーホールとは直訳だと火孔や炉のことですが、一般的にたき火やかまどのことを指す。

 

つまり

北米のネイティブインディアンであるダコタ族が生みだしたたき火術

=ダコタファイアーホール

ということです。

現在ではその手軽さから米軍のキャンプでも使用しているということなので、

北米のアウトドアでは一般的な手法のようです。

豆知識:ネットで「dakota fire hole  army」で画像検索をすると、いかついお兄さんたちが炎を囲んでる様子が見られる。

 

ダコタファイアーホールの作り方

超簡単につくれます。

先ほどの完成図を確認しながら以下のステップをごらんください。

1.掘りやすい土の地面を見つける。

FullSizeRender    

2.スコップなどを使い、地面を直径30cm、深さ30cmに穴を掘る。

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3.穴から30cm程離れた風上に、直径15cm程度の穴を掘る。斜めに掘り進むようにして、メインの穴へと繋げ貫通させる。

FullSizeRender

4.五徳代わりに耐火レンガや大きい石をメインの穴の周りに並べ、その上に金網を載せる。

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5.大きい方の穴に薪と着火剤を入れ火をつける。

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どうでしょう?

いかにも簡単に作れそうではないでしょうか。

必要な材料がほぼ自然の中で手に入れられる点もお手軽です。

画像と文章だけでも製作手順がイメージしやすいと思いますが、

YouTubeなどにある動画を見るとよりわかりやすいので、気になる方は参照してみてください。

豆知識:多くの製作動画の絵面はあまりに地味すぎて笑える。

 

ダコタファイアーホールの仕組みと効果

効率もいいし、煙も少ない素晴らしいたき火術!

作り方を見ればおわかりいただけたように、ダコタファイアーホールは非常にシンプルな構造です。

しかしながら、その仕組みと効果は驚くほど合理的です。

 

穴の中(高温の燃焼室)で集中して薪を燃やすことで、

発生するガスをも燃焼させ、効率よく熱を生み出せる。

その熱が発生させる気流が吸引効果を作り出し、

吸気穴から新鮮な空気を吸い込んで、自動的に燃焼サイクルが高くなる。

不完全燃焼になりにくいので煙の量が減る。

 

早い話が超効率よく威力が強くて煙の少ない炎がおこせる画期的な方法です。

 

必要な材料はほとんど自然の中から得られて、なおかつ威力が強くて煙が少ない。

アウトドアやサバイバルにもってこいなたき火こそダコタファイアーホールなのです。

一度ダコタファイアーホールを作ってしまうと普通のかまどやたき火には戻れなくなるそうです。

科学的根拠を調べることのできない時代にこの手法にたどり着いていた人類は偉大ですよね。

豆知識:通常のたき火の煙害には泣かされ続けてきた。

 

いざ実践あるのみ!!

残念ながらすでに参加募集は締め切ってしまったのですが、

来たる2017年5月4日〜5日、「あの村」にてダコタファイアーホールづくりのワークショップを開催いたします。

そこで、実際にダコタファイアーホールを作ってみようと思います!!

ワークショップの様子は、次回の実践編でくわしく触れます。お楽しみに!

豆知識:早く作りたくて仕方がないです。

 

おわりに。

ダコタファイアーホールの迷宮

今回この記事を書くにあたり、

企画発案者でもある私は

「理論編だし、ま、Wikipediaとかから適当に引用すればいけるっしょ。」

ぐらいに思っていました。

しかし、世の中はそんなに甘くなかったのです。

「ダコタファイアーホール wiki」の検索結果で出てきたページがこちら

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念のため開いてみます。

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違う。

完全に違う。

圧倒的敗北感でした。

気を取り直してその後も検索を続けても「やってみた」系の動画やブログはあるのですが、

体系的にまとまった記事があまり存在しませんでした……。

 

ダコタファイアーホールのダの字も知らなかった私でしたが、

今ではパソコンでもスマホでも「だ」の予測変換ナンバーワンが「ダコタファイアーホール」になりました。

まさかダコタファイアーホールのためだけに英語サイトの検索までするとは思いませんでした。

これだけダコタファイアーホールについて調べた人間は日本では私だけな気がします。

まちがいなくダコタファイアーホール研究の第一人者と呼んでいいでしょう。

日本ダコタファイアーホール協会を立ち上げ、会長に就任したいと思います。

豆知識:ダコタファイアーホールという単語がゲシュタルト崩壊しました。

 

 

それでは次回、『ダコタファイアーホール~実践編~』にて、お会いしましょう!

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「楽しい」は作れる! 〜野外イベント「バーニングジャパン」に行って気付いた真実〜 http://anomura.jp/blog/burning-japan/ Fri, 30 Dec 2016 11:01:00 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=140 こんにちは&はじめまして!!『あの村』運営スタッフのかお”です!!!

 

2月に大学受験を終え、「よーしこれから大学生だァァァ」と思っていましたが、2016年ももう終わり、去年の今頃は毎日英単語帳や日本史の問題集と過ごしていたな…と感じています。

 

さて私が紹介するのは、今年最も衝撃を受けたイベント…

その名もBurning Japan!!!(以下BJ)

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何それ…?」と思われた方のためにイベント概要をご紹介

毎年アメリカ、ネバタ州の砂漠で開催されている野外イベントBurning Man(以下BM)の日本版です!!

https://ja.wikipedia.org/wiki/バーニングマン

水、食糧などは持参、過酷な環境の中で1週間にわたり開催されてます。

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(http://www.theatlantic.com/photo/2015/09/photos-from-burning-man-2015/404095/)

このイベントの最も特徴的な部分は

参加者である“バーナー”全員が表現者であり、全員が主役になれるイベントです!

アート、ダンスパフォーマンス、音楽、食事、などバーナーたちが

“ギフティング“という金銭のやりとりは一切なしで、互いに様々なものを提供しあうイベントです!

 

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(http://www.businessinsider.com/celebrities-at-burning-man-2015-9)

 では私がBJに参加するに至るまで、また実際のBJの様子を紹介していきます! 

 

【そもそも、どこでBJを知ったのか】

今年の8月ごろに部屋を掃除していると受験生時代にメモしておいた「やりたいことリスト」を見つけました。

そこに「BMに行くと」書いてありました。

 

受験生時代のメモが約半年の月日を経て出きて、さらに現在すでにそのメモをなくしているあたりから私のだらしなさが伺えますが、それは一旦置いときましょう笑

 

おそらくインターネットではありますが、当時の自分がいったい何の媒体を経てBMの存在を知ったのかはイマイチ覚えていません。

 

私は8月まですっかりBMの存在を忘れていたんです。

 せっかくだし自分のメモを実現しよう!!と思い早速BMについて調べました。

しかしBMの開催期間は8月末から9月にかけて…確実に間に合わない…

残念だなー…と思いつ、BMについて調べていきました。

 そしたらなんと日本でも開催されてるではありませんか!!!!!

しかも数年前から!!!!

まだチケットも販売中、これは行くしかない。と思い即購入しました。

【ついにBJへ】

さあBJ開催日がやってきたと思い、張り切って会場に向かうと…

天気は

雨、雨、雨、

足元は

泥沼、泥沼、泥沼、 

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歩くのもやっとの状態。

「え、この天候で野外イベントができるんだろうか…」という状況でした笑

 BMに何度も参加経験のあるベテランバーナーさんは「今回はBMよりも過酷かもしれない…」とおっしゃっていました笑

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しかし!!!!!

 一歩BJの会場に足を踏み入れると…

・生ハムをギフティングしているアジアン美女集団

(生ハム、本当に美味しかったです…)
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・男性バニーガールはBJのロゴ入りコップをギフティング

(こちらがそのコップ。私も愛用しています。)

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・緊縛のギフティング

(私もウィンドブレーカーの上からこのギフティングしていただきました笑)

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・ラブドールのギフティング

(実際ラブドール背負ってみました!とても軽かった!でも女性は実際あんなに軽くない!!!) 

・バルーンアートのギフティング

(私も可愛いワンちゃん作ってもらってテンション上がりました!)
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↑こちらがバルーン職人さん(上)

・ラーメンのギフティング

(1日目にして食糧が尽きた私の救世主でした。)

・テントのギフティング

(1人用テントを貸していただきました。このテントがなかったら泥の中で野宿するところでした…)

その他にも、雨の中でブルーシートからテントを作る集団、ナイフ投げを教えてくれた方、お寿司屋さんやカフェ、バーもできていたり(もちろんおすべてギフティング)、夜になればクラブのようなダンスフロアができ、そこではプロのダンサーさんが踊っていたりなど…

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↑ナイフ投げ講習の様子

どれも個性豊かなギフティングばかり。

非常に衝撃的でした。

その日に初めて会った全く知らないバーナーを喜ばせるために、楽しませるためのギフティングであり、そして何よりも、ギフティングしているバーナーたちは本当に楽しそうでした。 

実は私自身はボッチ参加で、親しい友達や知り合いがいない中で正直最初は不安でしたが

 「ここまで来たなら泥沼の中で全力で楽しんでやる」という気持ちで、面白そうな場所を見つけてはそこへ行き、ギフティングしていただき、ギフティングにまつわる話や、過去のBJやBMの話を聞いたりしました。 

 

BJから帰ってくると今まで自分の知らなかった世界を知ったような気分で、自分で何かアクションを起こして、楽しい時間を得る。という経験はこれが初めてかもしれないとも感じました。

 

今まで、ディ◯ニーランドや富◯急ハイランドに行くためなど、楽しい時間を得るために友人たちとチケットを買ったりすることはもちろんあります。でも、そこに行けば確実に楽しいことが待っているという確証に基づいていました。 

 

友人も誘わず、ほぼノリと勢いで購入したBJのチケット、「本当に楽しめるのかな…」とめちゃめちゃ不安でした。 

しかし、このように記事を書くに至るくらい楽しくて衝撃的だったBJ!

私の文才ではなかなかBJ本来の魅力をお伝えすることはできないかもしれません…

それでも皆さんにお伝えしたいのは

バーナーたちが何もない沼地に楽しい世界を一から作り上げたように

誰にでも“「楽しい」は作れる”ということです。

(「可愛いは作れる」より確実です笑) 

一から「楽しい」を作り、そしてそれを自由自在に操れる。

これがBurning Man やBurning Japan 最大の魅力であると同時に

私たちにとっての新しいアミューズメントなのかもしれません。

・Burning Japan公式サイト

http://burning-japan.com

 

・写真提供

https://www.facebook.com/Kasai.photography/?fref=ts

 

 

〜自己紹介〜

1997年7月生まれ。早稲田大学人間科学部在籍。東京の田舎生まれ、東京の田舎育ち。牛タン、スモークサーモン、生ハムが大好物。よろしくお願いします!

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「あの村」のINSTAGRAMもいじったりしています!

頑張ってオシャレな写真載せるので是非みてください笑

https://www.instagram.com/anomuragram/

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