ムラマガ http://anomura.jp/blog 村を作りたい人のためのwebマガジン Thu, 26 Oct 2017 08:59:49 +0000 ja hourly 1 http://anomura.jp/blog/wp-content/uploads/2016/11/cropped--32x32.png ムラマガ http://anomura.jp/blog 32 32 DIY担当のゴリ、あの村に移住するってよ http://anomura.jp/blog/gori-move/ Wed, 25 Oct 2017 10:06:49 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=906  

みなさんこんにちは。

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「あの村」スタッフのゴリです。

今日は「あの村」に来ています。

というか、引っ越して来ました。

東京の豊島区にある自宅を置き去りにして、

本日より「あの村」での生活を始めることになりました。

 

抱っこしているのは、もともと自宅で飼っていたウサギです。

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急に変なところに連れてこられたので、すんごい不機嫌。

名前は「えびふらい」と言います。オスです。

最近、冬毛に生え変わったので、もふもふ度が増しています。

好きな食べ物は、ニンジン、りんご、ばなな、あとフルーツグラノーラ。

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んああああああああああああああかわいいいいいいいいいいいい!!!!!

 

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すいません取り乱しました。

 

ちなみに、家で使っていた小屋ごと持って来たので、

タヌキなどの野生生物にも襲われません。

断熱材などで補強してやれば、さらに暖かくできますね。

 

というわけで、一人と一匹が、村にやって来ました。

どんな仕事してる人?

僕の「あの村」内での役割は、

  • 小屋やツリーハウスの設計
  • 小屋作りなどのDIYイベント・ワークショップの進行・監督
  • Webや名刺など、社内のデザイン業務
  • ワークショップ時や、資材の運搬時の車の運転

つまり、設計士と大工とデザイナーと運転手を兼任しています。

こんな肩書きになるなんて、大学時代は想像もしてませんでした。

あとは、元々キャンプなどのアウトドアもめちゃくちゃ好きなので、

料理を担当することもあります。あ、また肩書きが増えましたね。

普段はWebのフリーランスをやっていて、ぼちぼち食いつないでやっています。

 

Youは何しに「あの村」へ?

「あの村」の提供するサービスは、

『村民が意見を出し合って、協力し合い、
何もないところから村づくりを体験できる、
新たな体験型サービス』

というものです。

しかし、現状抱えている問題として、

「あまりに何もなさすぎて、村作りが進展しない」という、

矛盾した壁にぶつかってしまいました。

 

ケース1:泥沼の問題

たとえばこちら。

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村に行く途中の通路なのですが、ドロドロにぬかるんでいます。

元々田んぼとして使われていた土地のため、水はけがかなり悪く、

ちょっと雨が降っただけでこのような惨事になります。

そしてついに先日、

ぬかるみに入り、

ぬかるみにハンドルを取られ、車がちょっとだけ崖に落ちました。

このように車がまともに走行できないため、資材の搬入ができないのです。

これは村の発展の妨げの一つになってます。

ちなみにこの車はこの後、十数万円かけて重機二台を使って引き上げました

 

ケース2:宿泊の問題

ワークショップやイベントを「あの村」で開催すると、

多い時は20名近い人数がいらっしゃいます。

そうなった時にどこで寝泊まりするのかというと……

テントたち

こんなテントたちを使います。この写真は今年の春のものです。

右の白いティピー型テントは、収容人数は大きいのですが、布が痛みはじめ雨漏りします。

左の青いかまぼこ型テントには、夏仕様の製品なのでこれからの季節使えません

「あの村」は山の中にあり、昼夜の気温差が非常に激しく、

ぺらぺらの布テントだけでは、おそらく越冬は難しいでしょう。

 

これでは冬の期間、誰も「あの村」に遊びに来てくれません

早急に、暖かく広い住居を増設する必要があります。

 

ケース3:トイレの問題

さらに他には、

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トイレです。

 

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トイレです。

 

現状トイレに行きたい時は、この地面に掘られた穴に用を足すか、

歩いて10分以上のところにある、公衆トイレまで行くかになります。

体験入村やワークショップなど「あの村」には多くの人がやってきます。

そんな時に男性ならまだしも、女性にここを使わせるのは……

 


村長
え!別にこれでよくない?

ゴリ
村長が女だったら納得するんだけどなぁ…

 

現に、女性の方達にリサーチしたところ、

  • 「来てみてわかったけど、すぐ行けるキレイなトイレが欲しい……」
  • 「キレイなトイレがあるなら体験入村行ってみたい!」
  • 「てぃぅヵムラづくりってナニ!!?笑 まぢうけるwww⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ 」

という声が上がっております。

これは大きな機会損失に繋がっているのです!!

 

ケース4:お風呂の問題

そしてもう一つ。

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シャワールームです。

 

手動ポンプをシコシコシコシコすると、水が上がって来てシャワーとして使えます。

当然、お湯を入れないとお湯は出ません。

シャワーを浴びるだけのお湯を作り出すのはなかなかに大変……

そして見て分かる通り、狭くて使いにくい…

 

「あの村」で行われるワークショップでも、

日帰りや1泊2日のときは我慢できるのですが、

2泊3日、3泊4日となってくると、お湯を浴びたくなるのが日本人の性。

 


村長
え!別にこれでよくない?それか我慢するか

ゴリ
村長、自分の匂いって自分では気づかないらしいですよ。

村長
え!俺臭ってる?臭ってるの?え!

ゴリ
ゴミは無いけどゴミ屋敷に住んでる人みたいです。

 

そう。「あの村」で3ヶ月ほど生活を続けた村長は、

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人間として最低限の文化を忘れてしまったのです。

そのため、設備を発展させようという発想に至らず、

野生児に還ろうと、退化の道を進み始めていました。

 


ゴリ
村長、今のは半分冗談です。

村長
残りの半分本当かよ!!

 

ケース5:散らかりすぎ問題

あともう一つありました。これは忘れてはいけない問題。

現在のあの村はこんな感じです

 

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汚ったね

ゴリ
ほらやっぱりこのまま順当に進化したら、立派なゴミ屋敷じゃないですか。

村長
やめて!ゴミ屋敷の主人にしないで!

 

道具、調味料など、様々なものは野ざらしになり、

小屋に入れられても煩雑としています。

 

どうやら、村長に片付ける能力がないのではなく、

作業の道具や備品が、収納のキャパシティを大きく超えているらしいのです。

決して村長に片付ける能力がない訳ではありません。

屋内にしまったものは、どこにいったかわからなくなり、

外にある農具は錆びたり、晴れてるのに水浸しだったりします。

村長に片付ける能力がない訳ではないのにも関わらずです。

 

これは急いで改善しなければ、

人の寄り付かないゴミ捨て村と呼ばれ始めてしまう……

 

ゴリ
あれ。お米ってまだ余ってましたよね?どこですか?

村長
あぁ。お米なら雨に打たれて腐ったから捨てたよ

ゴリ
ざまぁねぇな。

 

ゴリがやること

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というわけで、僕の出番です。お待たせいたしました。

僕の移住後の主なミッションは、

  • 道路の改修、資材運搬に必要な設備などの開発
  • 冬の夜も余裕で越せる、暖かい住居の建設
  • トイレ、お風呂など、衛生面のインフラ整備
  • 収納/整理整頓スペースの増設

となります。

 

もちろん「あの村」ですから、僕一人でやるわけではありません。

それぞれの課題をワークショップとして催し、

村民や体験村民の方達と一緒に作り上げていきます。

僕が引っ越して来たのは、

その資材調達や実験、開拓などに、

より多くの時間を割くためなのです。

 

まだ発展途上の「あの村」で生活するということは、

おそらく想像の5倍は辛く厳しいものになるでしょうが、

より快適で、より遊びに来たくなる用意をしたいと思います。

ぜひぜひ週末は「あの村」へ遊びに来てください!

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えびふらいも待ってます!

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【弱った茎を支える】たった1分で菜園用の支柱を作ってみた【竹が大活躍】 http://anomura.jp/blog/prop/ Mon, 04 Sep 2017 09:23:10 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=862 村作り順調?

どうも、「あの村」副村長のナナシロです。

 

ここ数日、台風の影響で断続的な雨とすさまじい突風が「あの村」を襲っていました。

村がだんだん村っぽくなっていくのに合わせて、川の水の様子や、小屋の状態、かまど、ヤギ、菜園、果樹園の様子など、悪天候のときに確認しなくてはならないことが増えていきます。

そう、村作りは日々自然との闘いなのです。

 

というわけで、今回の台風でもいろいろ村の状態を注意して見ていたのですが……、菜園で異変が……!!

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ピーマンが……!

 

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風が強すぎてなぎ倒されてしまっている……!

完全に地面に横だおしになっていたので手で起こしてあげたのですが、どうやら根っこ部分が緩んでしまっているようで、もはや自立できない状態でした。

このままでは地面に倒れたままになってしまいます。

せっかく大きくなってきているピーマンも収穫前に枯れてしまうかも……!

 

しかし僕はあと数分で、怪談師の仕事のために東京へ戻らなくてはなりません。

(あ、「あの村」副村長の僕は、怪談師として怖い話をしゃべる仕事もしています。)

ピーンチ!!

 

そこで僕はとっさに竹とのこぎりを持ってきました。

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細めの竹を用意!

細めの竹を用意!

竹の節を落とすように切ります。

竹の節を落とすように切ります。

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切るとこんな感じ。

切るとこんな感じ。

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その竹を今度は縦に二分割します。

その竹を今度は、なたを使って縦に二分割します。

あとは菜園に切った竹を持っていって……。

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土にブッ刺してピーマンの茎の支えに!

土にぶっ刺してピーマンの茎の支えに!

がっちり支える!

がっちり支える!

良い感じ!

良い感じ!

 

これ実はいくらでも応用利くんですよね。

もう少し長めの竹をそのまま使えば、より一般的な支柱ができあがります。

そう考えると多くのものはわざわざ買って用意せずに、身の回りにあるもの(「あの村」ですと、竹ですね。)でそれっぽく作れてしまうと思います。

 

というわけで、

  • 菜園用の支柱を買うお金がないよ!
  • 菜園用の支柱を用意する時間がないよ!

という方、たった1分で自作できるので、ぜひお試しあれ!

 

実はそもそもの話なのですが、ピーマンは実がなりすぎると重みで茎がへたってしまうものです。

今回は台風が原因でしたが、実が増えてきて重いのも自立できない理由の一つではあるので、そろそろ収穫していただこうと思います!

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素人でも見分けられる!毒ヘビの見分け方 http://anomura.jp/blog/dokuhebi/ Wed, 30 Aug 2017 13:30:14 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=832 みんな、村作りはかどっている?

どうも、「あの村」副村長のナナシロです。

先月、ブユの記事をアップして、村民の方から

「あの記事読んで、『ブユ怖すぎ!』ってめちゃくちゃビビりましたよ!」

という感想をいただいたのですが、懲りずにまた怖い記事を書きました(笑)。

というわけで、本日は「あの村」に出没する毒ヘビを見分ける方法を紹介したいと思います。

「ブユと言い、ヘビと言い、『あの村』は怖いところだなぁ……」

とお思いの方もいらっしゃると思いますが、何も脅威がないところの方がよっぽど怖くないですか……?

僕個人としては、毒をもった生物や、のべつまくなしに生えまくる竹、雨が降ると増水する川、深夜に畑を荒らしに来るイノシシやシカなど、リスペクトしつつ正々堂々と戦える大自然ってすばらしいと思うんですよね。(ここはぜひ「藤岡弘、」ヴォイスで脳内再生してください。ちなみにたまに藤岡弘、さんのモノマネしています。)

とまぁ余談はほどほどにして、毒ヘビについて調べることになった経緯と、「あの村」で出現する毒ヘビを素人でもパッと見で判断できるようになるポイントをご紹介します。

 

「あの村」には確実に毒ヘビが出る

地元の方にあいさつをしたときのこと。

(もろもろ雑談を終えての帰り際)

副村長・ナナシロ
今日はお時間いただいてありがとうございます!これからよろしくお願いします!!
地元の方
はいはい〜。それにしても君たち、本当に「あの村」のあの小屋に住んでいるんだよね?
副村長・ナナシロ
ええ、そうですね。
地元の方
いや〜、すごいところに住んでいるなぁ。草むらに「マムシ」とか「ヤマカガシ」いるから気をつけてな。咬まれたら大変だからねぇ。
副村長・ナナシロ
あはは、ありがとうございます!

いやいやいや……「あはは」じゃないよ自分。

つい最近も小学5年生の男の子が「ヤマカガシ」に咬まれて、一時意識不明の重体になったなんていうニュースが世間を騒がせていたじゃないの……。

……そう、ご近所の方に会うたびにほぼ確実に言われるのが「『マムシ』とか『ヤマカガシ』に気をつけてな」という言葉。

村を見に来てくれた近所の方からは「草刈っておくといいよ。ほら……『マムシ』とか出るからさ」とアドバイスをいただき、うちの村長にいたっては、暑くてサンダルで歩いていたところを目撃していた近所のおばあちゃんから、

あんた、サンダルはよしなさいよ、サンダルは〜。毒ヘビに咬まれるよ!

と言われたそうです。

ここまで言われ続けるとだんだん不安になってくるため、だったらきちんと毒ヘビを見分けられるようになろう!とこの記事を書くにいたったわけです。

「あの村」に出没する毒ヘビの見分け方紹介

では、いよいよ本題です。

素人でもパッと見で毒ヘビを判断できるようになるポイントを紹介していきます。

ヘビの判別の難しいのは、模様や色の”個体差が大きい”ところ。

たとえば多くの人が知っているメジャーなヘビ「アオダイショウ」は、頭から尻尾にかけて黒い筋の模様が入っているのが特徴なのですが、同じ「アオダイショウ」でも、黒い筋がほとんどないものやくっきり入っているものなど、一匹一匹でかなり異なることがあります。

これを「個体差が大きい」と言います。

 

”個体差が大きい”特徴はヘビの判別には向かないので、今回は”個体差が小さい”特徴を重点的に紹介していこうと思います。

 

「ヤマカガシ」を見分ける方法

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まずは見た目の基本情報。

  • やや小さめ(60cm〜120cm)
  • 体全体にうっすら赤っぽい色が入っている
  • 首回りに黄色い色が入っている
  • ウロコにツヤがない
  • 全身に黒い斑点がある

そして、毒について。

  • 上あごの奥歯に毒腺がある
  • 首からも毒液が出る
  • 咬まれて毒が入ってもほとんど痛んだり腫れたりしない
  • 咬まれて数時間〜1日後に皮下出血や内臓出血が止まらなくなる
  • 症状が重篤だと死にいたる

 

素人でも見分けられる”判別ポイント”は以下のとおり。

  1. ウロコにツヤがない
  2. 全身に黒い斑点がある
  3. 体全体にうっすら赤っぽい色が入っている

 

3については多少個体差があるものの、関東に生息しているものの多くに当てはまる特徴のようなのでランクイン。

2は個体差が少ない特徴ではあるのですが、黒い模様が入っているヘビはわりとありふれていて、パッと見ただけで判断するのが難しいため、2番目にランクイン。

ウロコにツヤのあるヘビが多い中、ツヤがない(色がくすんでいてザラザラした感じがする)のは最大の特徴のため、1にランクイン。

 

「マムシ」を見分ける方法

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まずは見た目の基本情報。

  • かなり小さめ(45cm〜60cm)
  • 体の色は茶色系統のカラーで統一されている
  • (・)みたいな黒い模様が全身に入っている
  • 猫の目のような鋭い目つき

そして、毒について。

  • 咬んだ瞬間に牙の根元から毒液が出る
  • 咬まれて毒が入るとズキズキと痛み、腫れ上がる
  • どこを咬まれどれくらいの毒が入ったかで症状が変わる
  • 身体中が腫れ上がるとともに、血液が止まらなくなる
  • 死亡例は咬まれてから3〜4日後に集中している

 

素人でも見分けられる”判別ポイント”は以下のとおり。

  1. 猫の目のような鋭い目つき
  2. (・)みたいなこげ茶色の模様が全身に入っている
  3. 体の色は茶色系統のカラーで統一されている

 

3については「アオダイショウ」の子供が茶色っぽくて似ているため、3位にランクインしていますがあまり鵜呑みにはできないと思います。

2の模様は「マムシ」の特徴的なものなのでランクイン。ですが、やはり体の模様はパッと判別するのが難しいため2番目でのランクインです。

1は「マムシ」最大の特徴です。日本に生息するほとんどのヘビは、人間で言うところの白目部分も黒目部分も丸くてよく見ると可愛らしい目をしていることが多いのですが、「マムシ」だけは黒目が縦長で、まるで猫の目のようです。

 

 

というわけで、今回は素人でも見分けられる毒ヘビのパッと見での見分け方についてご紹介してきました。

が!

毒ヘビに限らず、基本的にヘビには近寄らないのが無難です。

くわしいから大丈夫、というわけではないですからね。

 

もし咬まれてしまった場合は、下手に口で吸って毒を出そうとするなどせずに、とにかく早く病院で診てもらうのが良いようです。

(以前は「咬まれたら動かずに安静にした方がいい」と言われましたが、救命救急医らの全国調査の結果、走ってでも早く病院へ行った方が軽症で済む、とも言われています。)

 

なんにせよ、そもそも咬まれないのが一番なので、安易に草むらに入らないことと、入るときは靴や靴下をしっかり履くようにするのが良いでしょうね。

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「あの村」にヤギが来る……!どんな準備が必要?飼い方は?! http://anomura.jp/blog/goat-prepare/ Fri, 25 Aug 2017 10:09:08 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=815 村作り、はかどっている?

どうも、「あの村」副村長のナナシロです。

 

今日は、「あの村」にヤギが来ることになった経緯と、ヤギを迎えるにあたって注意すべきことを紹介します。

ちなみに、ヤギがやってくるのは8/30の予定です。

ついに……、ついにやってきます……!

 

「あの村」にヤギが来ることになった経緯

以前から「あの村プロジェクト」をチェックしていただいていた方はご存じだと思いますが、「あの村」スタッフは以前から「村で動物が飼いたいな〜」と言っておりまして。

「飼いたいなぁ、飼いたいなぁ」と口に出して言っていると奇跡って起きるものなんですね。

なんと、同じ千葉県内の富津市金谷で移住者支援をおこなっているたっきーさんからこんな話が……。

たっきーさん
子ヤギが生まれたんですが、乳ばなれしたらあげますよ!
副村長・ナナシロ
な、なんだってー!!ありがとうございます!!

なんと、ヤギをいただけることになりました!!

スタッフ一同大喜びだったのですが、ちょっとそこで気になることが。

 

「あの村」はそもそも何もないところから村作りできることが売りのサービス。

当然ながら、村は整っていないものだらけです。

 

ヤギを飼うということは、いろいろと準備が必要なんじゃないの……?

場所とかごはんとかどうすればいいの……?

あれ……、僕らちゃんと飼えるの……?

 

と、妙に不安になったので、まずは現在のヤギの飼い主であるたっきーさんに聞いてみました。

副村長・ナナシロ
ヤギってどう飼ったらいいんですかね……?
たっきーさん
雨よけのヤギ小屋があれば、それで大丈夫ですよ!あとはその辺の草食べているんで!!
副村長・ナナシロ
あれ、そんな感じで大丈夫なんですね!?

 

小屋があれば大丈夫とのことでホッとしましたが、これから飼う僕らがヤギのことを何も知らないのはちょっと怖い……!ということで、もう少し自分たちでヤギについて調べてみることにしました。

 

ヤギを放し飼いするときに注意すること

(1)食事

ヤギは草を食べれば生きられます。

そして、生草も干し草もよく食べます。

また、ちょっと固めの草でも食べられるため、ヤギは古くから除草するための家畜としても活躍してきました。

今は草刈機を使って人力で草刈りをしていますが、ヤギに食べさせることで楽に除草ができそうですね!

なお、ヤギの飼い方を紹介しているWebサイト等を見ると、ヤギにとって毒となる草もあるので注意と書かれていることが多いのですが、たっきーさんいわく、食べられる草はだいたい自分で見分けて食べているので大丈夫、とのこと。

ですが、せっかくのムラマガですし(笑)、食べたらダメな草の一覧を載せておこうと思います。

<ヤギが食べたら毒!な草一覧>

  • アセビ
  • エニシダ
  • キョウチクトウ
  • キンポウゲ
  • シキミ
  • ジャガイモの芽
  • シャクナゲ
  • トウゴマ
  • ドクウツギ
  • ドクゼリ
  • トリカブト
  • ナンテン
  • ヒナゲシ
  • ミツマタ
  • レンゲツツジ

などです。

わりと人間にとっても毒となる草が多いので判別しやすくて良いですね。

 

(2)湿度管理

ヤギはじめじめしたところが苦手なので、日当たりや風通しが良い場所が必要です。

実は「あの村」でヤギを飼うにあたって、この点がもっとも不安な点でした。

ですが、凄まじい勢いで竹林を開拓してくださっている村民の方々のおかげで、竹林も切り開けば日当たり・風通しが良くなるということが分かったため、今では安心して迎えられる環境が整っております。

ばっちりですね。

 

(3)小屋

ヤギを放し飼いするためには、雨や強い日差しを避けるための小屋が必要です。

(これはたっきーさんも言っていましたね!)

小屋は大型犬が入れるサイズくらいのものであればどんなものでも大丈夫なようです。

が、もともとあるものを買って使うのもナンセンス……ということで、「あの村」お得意のDIYで小屋作りをしようと思います!

(これは別途ムラマガの記事にしようと思います!)

なお、小屋は定期的に掃除をして快適にしてあげようと思います。

 

(4)病気

ヤギがかかる病気として「腰麻痺」「線虫症」「シラミ病」などがあります。

とりわけ、蚊を媒介してかかる「腰麻痺」が怖いため、蚊が出る時期は蚊取り線香を使うなど注意していこうと思います。

 

(5)運動

放し飼いなので特に散歩をさせる必要はないですが、適度に運動をしていないとヤギはひづめがどんどん伸びてしまうようです。

そこで、「あの村」で飼う際は、ときどき村の近くを散歩させるのもありだなぁ、と思っています。

「あの村」に遊びにきた方と一緒に村近くのウォーキングコース(と言いつつ人通りほぼ皆無な道)を歩くのも楽しそうですね。

 

以上を受けて「あの村」では……

  1. まずはヤギが過ごす場所の草刈り
  2. ヤギ小屋作り
  3. おむかえ!!!

という流れでやっていこうと思います!

さっきも書いたとおり、ヤギ小屋作りは別途ムラマガ記事にすると思うので、お楽しみに!

あ〜、ヤギが来る日が待ち遠しいなぁ!

 

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「あの村」にいるかもしれない野生動物たち(ほ乳類)を紹介するよ! http://anomura.jp/blog/wildlife/ Mon, 21 Aug 2017 23:14:55 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=785 みなさん、楽しい村作りライフ送っていますか?

どうも、「あの村」副村長のナナシロです。

 

夜に「あの村」の土地や近所の散策をしていると、暗闇にキラリと光る二つの目玉に遭遇することがあります。

たいていの場合、こちらの歩く足音などでびっくりしてすぐに走り去っていくため、それが何の動物なのかは分からないことが多いのですが、どうやら「あの村」辺りには多くの動物たちがいるようです。

そこで今回の記事では、千葉の鴨川市辺りに生息していると思われる動物たち、すなわち「あの村」に出現する可能性のある動物たちを紹介していこうと思います!

 

ネズミ

アカネズミ画像

※画像は「アカネズミ」

「あの村」では、山野に生息するタイプのネズミが見られる可能性が高いですね。

全国各地で見られる日本固有種の「ハタネズミ」や、森林によく出現する「アカネズミ」や「ヒメネズミ」辺りがいるかもしれません。

これらのネズミたちは地中に巣穴があるはずなので、それっぽい穴を探すといるかもしれません。

また、「あの村」の周りには田んぼが多いため、稲やススキなどのイネ科の植物の葉っぱの隙間に、まるで鳥の巣のような球形の巣を作る「カヤネズミ」がいる可能性があります。

一方で、もともと宅地でない場所を開拓しているため、ドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミなど、人の家に棲みつくネズミはあまり見られないと思います。

(とはいえ、小屋が増えていくと出現するようになる可能性はありますね!)

出現ポイント 田畑のあぜ・森林の地中・川原のやぶの中
出現する時間帯

 

モグラ

アズマモグラ画像

※画像は「アズマモグラ」

地中に長いトンネルを掘る「アズマモグラ」や、日なたに出ない(日見ず)ことから名前がついた「ヒミズ」といった種類がいる可能性があります。

「アズマモグラ」については、穴を掘ったときに出た土でモグラ塚ができる(こんもりと盛り上がる)ので、不自然に土が盛り上がっているところを探すと、モグラが見つかるかもしれません。

それにしても、モグラってかわいいビジュアルしていますよね。

実は僕、本物のモグラを見たことがないのですが、イラストで描かれるよりもかわいいですね。写真見ている限り。

ぜひ村で見たい!……のですが、モグラも畑を荒らす害獣のため、出てきてしまっては困りますね。

出現ポイント 森林の地中・草原の地中
出現する時間帯 昼夜問わず

 

コウモリ

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※画像は「キクガシラコウモリ」

房総半島には「キクガシラコウモリ」や「コキクガシラコウモリ」、「モモジロコウモリ」、「ユビナガコウモリ」といったコウモリがいます。

コウモリたちは洞窟の中にいますが、「あの村」の近くで飛んでいるのを見かけたことがあるので、夜はえさを求めて山野を飛び回っているのかもしれません。

そういえば、コウモリが猛スピードで飛びながらピタッと逆さに止まれる理由は長年の間解明されていなかったそうですが、わりと最近になって、片方の翼を閉じ、もう片方の翼を目一杯開くことで体重移動をおこなっていることが判明したそうです。面白いですね。

出現ポイント 空(昼は洞窟などにいる)
出現する時間帯

 

ウサギ

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なんと……!「あの村」には野生のウサギがいる可能性もあります!

僕も夜に何度か随分小さくてピョコピョコと走る動物を見かけているのですが、あれはもしかすると「ノウサギ」かもしれませんね……!

そんなウサギですが、スギやヒノキの苗を食べてしまう害獣という側面も。

そして、わりと簡単な罠で捕まるらしく、日本では古くから食用にされてきたようです。

「あの村」でもいつか罠を仕掛けて捕獲する日が来るかも……?

(個人的にはかわいいので飼い慣らしたいですが……!)

出現ポイント 草原・森林
出現する時間帯

 

リス

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リスといえば鎌倉に数多くいる「タイワンリス」が有名ですが、房総半島には「ニホンリス」がいるようです。

「ニホンリス」は松林を好み、お昼に動き回るようです。

松林があまりない「あの村」近辺に出現するかは不明ですが、もしかすると出くわすこともあるかも……?

出現ポイント 草原・森林
出現する時間帯

 

キツネ

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房総半島には「キツネ」もいるようです。

「キツネ」は非常に用心深い反面、慣れるとかなり大胆な行動に出るらしいので、もし「あの村」にキツネが出てきて、僕らに馴染んでくれたら、自動的にペットのようになってくれるかも……?

そういえば「キツネ」といえば、鳴き声は「コンコン」のイメージが強いですが、実際は人に甘える犬のような、甲高い声で鳴くそうです。(一応、親が子を呼ぶときは「コンコン」と鳴くらしいです。)

その声の感じから、女の人のすすり泣く声とも言われ、夜 、鳴き声が聴こえてきたらちょっとしたホラーになると思われます(笑)。

出現ポイント 森林
出現する時間帯

 

タヌキ

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「タヌキ」は東京の僕の実家の近くでもよく出現したので、そこまで珍しくもないかもしれません。

が、調べてみて知ったのですが、「タヌキ」は、世界的には主に極東のみに生息していた(昨今はヨーロッパでも増えている)珍しい動物のようですね。

ちなみに、「あの村」近辺ではすでに「タヌキ」らしき動物を何度か見かけています。

「タヌキ」は犬などと比べると体が扁平なので、見慣れるとわりと遠くからでも判断ができます。

「あの村」内にも「タヌキ」が出ました!

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出現ポイント 森林
出現する時間帯

 

テン

※剥製の写真です。

※剥製の写真です。

「あの村」現地スタッフとして村で生活を始めるまでは、「テン」という動物は名前しか知らなかったのですが、なんだこのかわいい動物は……!

千葉ではどんな伝承があるかは分かりませんが、地方によっては「タヌキ」や「キツネ」よりも、化ける能力が高い妖怪としての伝承もあるようです。「テン」すごい。

出現ポイント やぶの中
出現する時間帯

 

イタチ

※画像は「ニホンイタチ」です。

さきほど紹介した「テン」もイタチ科なので、細長い体とかわいらしい顔がどことなく似ていますね。

「イタチ」は、冬眠せず年中、しかも昼夜問わず活動するようなので、夜にならなくても出会える可能性はありますね。

しかも泳ぎのうまい「イタチ」は、水辺の近くに生息していることが多いらしく、それも「あの村」の環境と合っている気がします。

沢を散策していたら「イタチ」がひょっこり……!なんてこともあるのかもしれません。

出現ポイント 水辺・森林
出現する時間帯 昼夜問わず

 

アナグマ

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「アナグマ」も「テン」同様イタチ科の動物なので、見た目は彼らとどことなく似ていますが、食べるものは「タヌキ」ととても似ているようです。

そう言われてみると、目の周りが黒っぽいところや、ややずんぐりした体型なところなんかは「タヌキ」とも似ているように思いますね〜。「イタチ」と「タヌキ」の合いの子、みたいな感じですかね(笑)。

ちなみに「タヌキ」の十八番の死んだふり”タヌキ寝入り”を、この「アナグマ」もするそうです。

出入り口がたくさんある巣穴を地中に作るらしく、「アナグマ」の巣穴はその規模の大きさから「セット」と呼ばれるみたいです。

出現ポイント 里山
出現する時間帯

 

ハクビシン

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「ハクビシン」は漢字で書くと”白鼻心”。

その文字どおり鼻筋に白い線が入っているのが特徴のジャコウネコ科の動物です。

「ハクビシン」は、お尻の穴の近くにある”臭腺(肛門腺)”から臭い液を噴射して威嚇します。

そんな”臭いにおいの液体を噴射する器官”を持っているからか、通常の糞尿も大変においがきついらしく、「ハクビシン」が民家の屋根裏などに棲みつくと悪臭被害がよく出るそうです。

さらに、「ハクビシン」は果物が大好きで果樹園を荒らすため、害獣として嫌われている面もあります。

かわいい顔をしてなかなか強烈なヤツですね。

出現ポイント 低い山林・民家の屋根裏や床下
出現する時間帯

 

イノシシ

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「あの村」に住んで早1ヶ月、未だ出くわしてはいないが、地元の方が口を揃えて「出るよ」と言ってくるのがこの「イノシシ」です。(農家の方々からすると、「イノシシ」は作物を食いあらす困った動物なのだそうです。)

ちなみに村の敷地内ではないのですが、村長が近所で車を運転しているときに道路を横断するイノシシの親子を見かけたそうです。

「イノシシ」はそのもっちゃりとした見た目と裏腹に、時速45kmで走ったり、120cm以上の高さを飛び越えたり、60kg前後の重さの石を鼻で突いて動かしたりできます。

その一方で、見慣れないものを見かけただけで避けるほどに神経質な動物でもあるため、僕らが「あの村」でまだ出会えていないのもそういう性質が関係しているのかもしれません。

ただ、気をつけなくてはいけないのは、巣に不用意に近付くなどすると、「イノシシ」は人間に向かって突進してくることがあります。

「イノシシ」のオスは鋭い牙を持っていて、それが太もも辺りに突き刺さり、大動脈が破れて死亡する……なんてこともあるので本当に気をつけないといけません。

また、「イノシシ」の面白い習性として”泥浴”があります。

読んで字のとおり、沼地などで転がりながら体に泥を塗りつけるのですが、ダニなどを落としたり体温調節をしたりするために泥浴をするそうです。

その転がる様子から”ぬたうちまわる(のたうちまわる)”という言葉が生まれたらしいです!知らなかった。

(ちょっと「イノシシ」の項目だけ長くなりましたが、「あの村」に出る率が高い動物なので特別扱いです(笑)。)

出現ポイント 低い山地の森林・草原
出現する時間帯

 

キョン

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「キョン」は元々日本にいた生物ではなく、動物園などで飼育されていた個体が逃げて繁殖した結果、日本に住みついてしまった”特定外来生物”です。

「あの村」近くに出ると言われている動物の一つで、農作物を片っ端から食べていくため、やはり「イノシシ」同様、地元の方からはあまり好かれていない印象です。

「あの村」のある千葉県では、「イノシシ」と「キョン」について、「県イノシシ・キョン管理対策基本指針」なるものを定めて、本格的に防除に取り組んでいるそうですが、それでも数は増え続けるばかり……。

にもかかわらず、「キョン」は鳥獣保護法で守られているため基本的に”罠”を仕掛けて獲るしかないそうです。

(農家の方々もさぞ苦労しているでしょうね……。)

そんな「キョン」の特徴ですが、犬に似た声で鳴くそうです。

もしかすると村で聴いた近所の方が散歩させている犬の鳴き声だと思っていたものの一部は、「キョン」の鳴き声だったのかもしれません。

出現ポイント 森林
出現する時間帯 夜(昼も活動することがあるそう)

 

シカ

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最後に紹介するのは「ニホンジカ」です。

奈良などで観光客にたかるシカが話題になっていますが、千葉でも「ニホンジカ」による獣害が問題になっています。

「ニホンジカ」は、自身の身の丈で食べられるところのありとあらゆる草木を食べるため、農作物が食べつくす、樹皮を食べたり落ち葉を食べたりすることで山そのものをダメにしてしまうこともあります。

さらに食べては増え食べては増えを繰り返した「ニホンジカ」は、新しい場所を求めてどんどん生息地を広げていきます。

そんな「ニホンジカ」と一緒に、寄生虫の「マダニ」や「ヤマビル」などもくっついてやってきます。

「マダニ」や「ヤマビル」は人間の血を吸ったり病原菌の媒介になったりするため、「ニホンジカ」は農作物の被害だけでなく、様々な問題を発生させるのです。

※「あの村」のご近所の方々にも「シカが増えるとヒルも増えるから厄介なんだよなぁ」とおっしゃっていました。

出現ポイント 森林・草原
出現する時間帯

 

 

……いかがでしたでしょうか?

「あの村」にはこのようなほ乳類たちが出てくる可能性があります。

もちろん害獣として地元の方々を悩ませている動物もいますが、普段動物園でしかこのような動物を見たことがない人にとっては興奮するような体験になると思います!

(少なくとも、30年間ずっと都会で生活をしていた僕は、夜に動物たちと目があうだけで興奮しました(笑)。)

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”あの村の悪魔”「ブユ」の正体 http://anomura.jp/blog/buyu/ Thu, 27 Jul 2017 11:32:54 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=761 副村長です。

 

村長と僕が「あの村」に移住して早2週間。

美しい雲海、力強い竹林、綺麗な沢の水…、そんな豊かな自然に囲まれた「あの村」ですが、そこにとんでもない”悪魔”が潜んでいると気付くまでにあまり時間はかかりませんでした……。

 

プロローグ

「あの村」に住み始めてすぐのある日のこと。

村長・堀元
や、やばい……!
副村長・ナナシロ
どうした〜?
村長・堀元
足がかゆすぎる……!
副村長・ナナシロ
あらま!蚊かアブにでも刺されたのかな〜
村長・堀元
う〜ん、それにしては尋常じゃなくかゆいからダニかもなぁ……。

 

ですが、このとき我々を脅かしていたのは蚊でもアブでもダニでもなかったのです。

 

ヤツの名は「ブユ」

「ブユ」という虫の名前を聞いたことがありますか?

Black_Fly

参照:ブユ – Wikipedia

 

ブユは水の綺麗な渓流などに生息するハエ目カ亜目ブユ科に属する昆虫です。

ハエ目だけあり、お尻がちょっとまるっとしていて見た目はコバエっぽい感じです。

実際、大きさもコバエ程度(3mm〜5mmくらい)です。

 

関東圏だと「ブヨ」と呼ばれることが一般的ですね。(僕も「ブヨ」と呼んでいました。)

また、関西圏だと「ブト」とも呼ばれるようですが、正式名称は「ブユ」です。

 

幼虫は水が綺麗な渓流の水の中で育つため、水質の指標昆虫(環境条件の基準となる昆虫)でもあります。

ずっと都会にいた僕らは知りもしなかった美しい渓流に生息する昆虫、それがブユです。

 

そして今回の記事においてもっとも重要なブユの特徴が、血を吸うということです。(「カ亜目」ですしね……。)

ブユの血の吸い方は蚊のそれとは違い、人間の皮膚を噛みちぎり血を舐めます。

 

いやいやいやいや、怖い怖い怖い怖い!!!

 

「噛みちぎり」などと言うとハチレベルにバイオレンスな昆虫のように感じたと思いますが、ブユはとても小さい昆虫なので刺されてもチクっとするくらいのものです。そこはご安心ください。

 

とはいえ、ブユに血を吸われるとしばらく間をおいてから強烈なかゆみに襲われます。

実際に刺された僕の感覚では、通常の蚊の3倍くらいはかゆいと感じました。

そしてそのかゆみが蚊に刺されるよりもずっと長く続きます。

実際刺されてみた感じ、1〜2週間くらいはずっとかゆいです。

この記事を書いている今もかゆいです。笑

 

まずは敵を知ろう

このままかゆみに耐えながら村に住み続けるのはいやだ!ということで、僕らも対応策を練ることにしました。

そう、第一次ブユ大戦に備えるときが来たのです……。

戦うためにはまず相手を知ることが重要。というわけで、これまで書いてきた情報も含めたブユの特徴を簡単に箇条書きでまとめます。

見た目の特徴

  • 大きさはコバエくらい
  • 黒くてお尻が丸っこく羽がある
  • 空中をホバリングするような飛び方
  • 集団で発生

 

出現する環境や時期

  • 自然豊かな渓流に多く発生(キャンプ場などに多い)
  • 成虫はほぼ年中見られる(活発なのは3月〜9月頃)
  • 夏場は朝や夕方に多く発生
  • 気温が低く湿度が高い曇りや雨の日に多く発生

 

刺されやすい条件

  • 黒っぽい服を着ていると寄ってくる
  • 比較的下半身(特にくるぶし周り)が刺されやすいよう
  • 汗をかいているなど不衛生だと刺されやすい

 

刺されたときの症状

  • 刺された瞬間はチクっと痛むことがある
  • 刺されたところは小さい傷や水ぶくれになっている
  • 刺された翌日以降に刺された箇所が2〜3倍に腫れてかゆくなる
  • かゆさは1週間程度にわたって持続する
  • 体質によっては1ヶ月腫れが引かなかったり発熱したりする
  • 体質やアレルギーの度合いによっては、刺されすぎると呼吸困難などを引き起こすこともある
  • 掻くとひどくなり、かゆみがなくなってもシミが残ることがある

 

刺されてしまったときの処置

  • ポイズンリムーバーを使って刺された傷口から毒を吸いだす
  • ステロイド系の軟膏を塗る

 

その他特筆すべき特徴

  • 市販の蚊用の虫除けが効かないことが多い
  • ハッカ油に弱い
  • 長袖長ズボンを着ていても隙間から肌が露出していると刺される

 

……こうして書き並べてみても、なかなかに手強い相手だということが分かりますね。

特に「市販の蚊用の虫除けが効かない」というのは大変驚きました。

どおりで蚊取り線香をいくら焚いても刺されるわけだ……ぐぬぬ。

 

一方で、一つ収穫があったのは「ハッカ油に弱い」ということです。

実は「あの村」へ移住する前に僕の友人から餞別でいただいた、服にかけるとスースーして涼しくなるスプレーを着ている服にシュシュっとしてみたところ、あからさまに刺された数が減りました。

これはどうやら、ハッカやミントのスースー感を生みだしている「メントール」という成分がブユ除けとして効果を発揮しているようなのです!

 

最大のブユ対策は「予防」

前段で刺されてしまった場合の対処法も書きましたが、動き回っていると刺されたことに気付けないことが多いため、ポイズンリムーバーで処置をしても手遅れのことが多いです。

そうなると、腫れてかゆみが出た箇所にステロイド系の薬を塗ることになるわけですが、もうすでにかゆいので結局かゆみが引くまで我慢しなくてはなりません。つらすぎる!

 

というわけで、我々は第一次ブユ大戦を攻略するために、「予防」に全力を注ぐことにします。

しかも我々はワガママなので、真夏に皮膚が一切露出させないように長袖長ズボンをぴったり着るなんていうナンセンスなことはしません。

半袖で山野を駆けまわりたい!(ワガママすぎる)

パンツ一丁で沢に入りたい!(本当にワガママすぎる)

 

……そこで、我々は秘密兵器「ハッカ油」を準備しようと思います。

具体的には、ハッカ油を散布するスプレーか何かを開発し試してみようと考えています!

うまくいったら改めてムラマガに記事をあげようと思います。

続報を待たれよ!

 

P. S.

それにしても、自然・生物系のカテゴリを「癒される」してしまったばかりに”あの村の悪魔”が「癒される」カテゴリとなってしまっていて、そうじゃない感が半端ないですね……。

自然は恐ろしくも美しいということで……。

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【獲物は】ペットボトルで川にわなを仕掛けてみた!【かかったのか?】 http://anomura.jp/blog/wana-river/ Tue, 25 Jul 2017 22:00:32 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=736 ナナシロです。

 

「あの村」にいると、どうしても飲み終わったペットボトルが出てしまうんですよね。

普段はゴミとしてまとめて捨ててしまっているのですが、なんだかもったいない気がしたので、利用方法を考えてみました。

そこでふと「わな」を作ってみようと思ったのです。

我ながら名案。

 

「あの村」には2本の川が流れているので、水生生物がたくさんいます。

なので、川にペットボトルで作ったわなを仕掛ければ生き物が捕まえられるかもしれない!

水量が少ないので小さいサイズのものしか期待できないとはいえ、もしかすると食べられる魚がかかることもあるかも……?

というわけで、さっそくペットボトルでわなを作ってみましょう!

 

ペットボトルで簡易のわなを作ってみよう!

用意したもの

  • 500mlのペットボトル…1つ

 

作り方

 

1. キャップをはずす。

1. キャップをはずす。

2. ペットボトルを半分にカット。

2. ペットボトルを半分にカット。

3. お尻の方にえさを入れ、飲み口の方を逆さにしてつっこむ。

4. 完成★

4. 完成★(欲張ってペットボトル2つ使って大きく作りました。)

 

とても簡単ですね。

本当はペットボトルのお尻の部分に水抜き用の穴を開けた方が良いのですが、今回は流れが弱い用水路に置いておく感じなので穴は開けませんでした。

わなの仕組みはいたってシンプルで、サワガニなどがこの中に入ると飲み口の部分がすぼんでいるため出られなくなるのです。

では、さっそく作ったわなを「あの村」の川に設置しましょう!

 

川に作ったわなを設置!

田んぼ用に灌漑している方の川(通称:フォトジェニックじゃない方の川)に設置してみました!

set

確かにコンクリートで囲われた用水ですが、実はここにもたくさんの生物がいます。

具体的には、サワガニ、カエル、アメンボなどですね。

実は、数センチの小さい魚も泳いでいます!

(なんという魚かはまだ分かっていませんが、あごひげが生えているので、コイ科の魚とにらんでいます。)

 

設置したわなはこんな感じ。

wana

ちなみに、えさは昨晩炊いたご飯の米粒と昨日の昼に食べたそうめんの麺を細切れにしたものです。

めちゃくちゃ勢いと浅い知識で作ってみたわなですが、きっと、いや絶対に獲物が引っかかるに違いない!(謎の自信)

ふっふっふ……明日の朝が楽しみだ……。

 

結果は……

設置した日の翌日。

朝起きてすぐに川へ行き、恐る恐るわなの中を覗くと……?

check

……

nohit

……

…………

………………

いないんかい!!

 

というわけで、今回は残念ながらペットボトルのわなで獲物を捕まえることができませんでした。

「設置場所が悪いんじゃないの?」

「やっぱり水抜きの穴を開けるべきだよ」

「えさがいまいちなんじゃない?」

などといったツッコミも多々あると思いますが、失敗だろうとなんだろうと上手くやることより楽しむことを大事にする「あの村」です。

きっと、ググればいくらでもより効果的なわなの作り方が出てくると思います。が、そうやって安易にネットで調べたくなるのをグッとこらえ、まず自分なりのやり方を試してみることは、まさに「あの村」で大切にしている「自分たちで考えてゼロからやってみよう!」の精神だと思います。

 

即席で作ったわなとはいえ何もゲットできなくて悔しかったので、今後バージョンアップしてリベンジを果たしたいと思います。

次はもう一つの川の方に複数設置してみようかな。楽しみ!

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ついに「あの村」がオープン!村の現状紹介とこれからの展望について。 http://anomura.jp/blog/anomura-open/ Fri, 21 Jul 2017 05:20:09 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=702 「あの村」副村長のナナシロです。

久々の「ムラマガ」更新となりますが、今日は「ムラマガ」の舞台となっている「あの村」について改めてご紹介させていただこうと思います。

ついに「あの村」がオープン!

7/20に、ついに「あの村」がオープンしました!

クラウドファンディングで151%以上を達成するなどオープン前から話題となっていた「あの村」でしたが、ようやくオープンへとこぎつけることができました。

現在「あの村」では、オープン後の常駐スタッフとなる村長・堀元と副村長・ナナシロが、先駆けて「あの村」での生活をスタートさせ準備を進めています。

そこで、今回のムラマガでは、「あの村」の現状とこれからについてご紹介していこうと思います。

「あの村」の現状

駐車場から7分ほど歩いていくと、道の右側にポストが見えてきます。そこを折り返して下りていきます。

ポストはこんな感じのかわいいオレンジのポストです。これが目印ですね!

しばらく舗装されていない道を行き…。

「あの村」の敷地へと入っていきます。そして道の左側には…。

川が!ここにはサワガニやヤゴ、カエルなどがいます。

左側に川を見ながらもう少し歩いて行くと…?

なんか見えてきた…!

軽トラック!そしてその後ろには…。

村長と副村長が住む小屋!まだ外装が未完成なので、合板を貼ったり絵を描いたりしたい方募集中!

小屋の裏には資材置き場を作りました!今は雑多にものが置かれていますが、もう少し整理したいですね。笑

オープン初日に早速来てくださった村民の方々が菜園を作るために竹林を切り拓いています!「ミニトマトなど育てよう」と盛り上がっています!

村に来たみんなで食事や談笑をする広場にはこうしてタープを張ることもあります。

北米のインディアンのたき火術である「ダコタファイアーホール」でかまどを作りました。火力が強いので最高に使い勝手がいいです!

DIYで作った作業台もあります。主に調理に使いますが、現在は鋭意制作中の竹の晩酌セットの竹を置いてあります。

現在の「あの村」はこんな感じです!

人によっては「思ったよりいろいろ整っている!」という方も、「まだまだこれからだね!」という方もいらっしゃると思います。

一つ言えることは、「あの村」には完成も未完成もない、ということです。

「あれやりたい!」「これやりたい!」というみなさんの妄想が「あの村」を変化させていきます。

(実際、現在開拓中の菜園予定地も、村民の方が「菜園を作りたい!」と言ったことから始まっています。)

これからの「あの村」

これは、こんなものがあるとより楽しい村になるなぁとあくまで運営側が(主に副村長の僕が。笑)思っているものですが、例えば、

  • 微生物の力で糞尿を分解するコンポストトイレを作りたい!
  • 竹林の中にスクリーンを張って屋外映画鑑賞をしたい!
  • 畑を作ってじゃがいもなど主食になるものを育てたい!
  • 暑い日に気軽に浴びられるシャワーを作りたい!
  • 川沿いの大きな木の上にツリーハウスを作りたい!

などです。夢が広がる!!

 

きっと今これを読んでくださっている方の中にも「自分だったらこういうことをしたい!」というものがあるかと思います。

そういう方にどんどん「あの村」へ来ていただき、どんどん村らしくしていっていただければ僕らも嬉しい限りです。

 

7/20に待望のオープンを果たした「あの村プロジェクト」は、日本テレビの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」内でTOKIOさんがやっているような、本当にゼロからの村作りをおこなえるサービスです。

オープン早々から続々と村民が増えてきておりますが、これからも「あの村」ではどんどん村民を募集していきます。

「面白そう!」「ワクワクする!」と思ったあなた、まずは体験入村で「あの村」へ起こしいただければと思います。

現地を見ると、次から次へと村作りのアイデアが出てきますよ!

体験入村のお申し込みは「あの村」公式サイトから。

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【安くてお手軽で頑丈!】コンクリートについて調べてみた&実際に作ってみた http://anomura.jp/blog/concrete/ Wed, 14 Jun 2017 11:00:10 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=292 みなさんこんにちは。

「あの村」スタッフのゴリです。

IMG_7507

 

こんな顔をしています。よく見えませんね。すみません。

 

趣味はDIYです!

「DIY」とは…

DIY
(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「自身でやる」の意。「D.I.Y.」とも。

(参照:Wikipedia)

 

つまり、「日曜大工」と呼ばれるモノづくりが大好きなのです。

「あの村」にも、みんなで座れるベンチだったり、キッチンだったり、家だったりと、たくさんのモノが必要になってきます。

「あの村」の発展にはDIYは避けては通れないというわけです。

 

とはいえ僕も、趣味がDIYというわりには、まだまだ初心者の域を抜けておりません。

 

もしこんな素人が適当にDIYしようものなら……

  • ベンチは座った瞬間に後ろに崩れ、お笑いコントに出てくる小道具のように……
  • キッチンも崩れ落ち、食材は土と砂利にまみれ、すべての食物が砂利の味に……
  • 家はベキベキミシミシという嫌な音ともに壁が倒れていき、完全にドリフの舞台セットに……
danger

これでは「あの村」はいつまでたっても発展していかない……。

 

ではいろいろ調べて勉強しよう!

知らないことは調べる。いつどんなモノを作りたいとなっても、慌てず対応できるように、知識と知恵を身につけていきます!

 

今回のテーマは「コンクリート」

コンクリートといえば、道路や建物の床・外壁によく使われる素材ですね。

このコンクリートについてちょっと調べてみたのですが、

  • 意外と安い
  • 材料を混ぜるだけと、扱いが実は簡単
  • それでいて硬くて頑丈

こんな夢のような素材だったのです!

不安定な建造物は安定し、木や金属に比べて自由に造形でき、硬くて頑丈。

コンクリートが使いこなせれば、格段にモノづくりのレベルが上がることでしょう!

 

というわけで、今回はコンクリートについて紹介していきます!

 

そもそもコンクリートとはなんだ

調べてみると「セメント協会」という一般社団法人のホームページにコンクリートの説明部分があり、このように書かれていました。

セメントとは、コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末ですが、水と接触して固まる性質を持っています。

現在セメントは、そのほとんどがコンクリートとして使われていますが、図に示すようにセメントと水だけを混ぜてペースト状にしたものを 「セメントペースト」、これに砂を混ぜて状態を「モルタル」、さらに砂利や小石を骨材として加えた物が「コンクリート」です。

……なんかいろいろな言葉が出てきました。

「セメント」という初期状態があって、そこに別の素材を混ぜていくことでどんどん建材としてのレベルがあがっていき、その最終進化系が「コンクリート」という位置づけです。

文章だけではわかりにくいので、図で表してみました。

登場する混ぜ物はこんな感じ。

sementwater sunajari

 

セメントペースト

paste

セメントを水で練っただけの、灰色のドロドロしたペーストです。

デジモンで言うとアグモンですね。

 

割合としては

セメント = 

くらいが基本。

 

調べていて驚いたのですが、このセメント化学反応で固まっていくんです。

セメントが水と触れると化学反応が始まり、熱と水分を放出しながら固まっていく……。

てっきり、紙粘土のように水分が抜けてカッサカサになっているだけだと思ったのでびっくりしました。

このセメントペーストは、簡単な亀裂の補修などに使われます。

 

モルタル

セメントペーストをパワーアップさせたものが、モルタルという建材です。

moltal

セメントに砂を混ぜ込んだものです。

デジモンで言うとグレイモンあたり。

 

その比率は

セメント = 2~3

です。

はこれに対して0.5~0.6程度が良いです)

 

大部分が砂です。砂をセメントで固めている、といった方が正しいかもしれません。

砂を混ぜ込んだことによって、セメントペーストよりは丈夫さが生まれ、建物の亀裂の補修タイル・レンガなどの接着剤として使われます。

 

しかし、モルタルやセメントペーストは、建材としてそのまま使われることはあまりないんです。

なぜなら、これらの建材には致命的弱点が存在するからなのです……

 

コンクリート

セメントペーストやモルタルの弱点、それは縮みやすいという点。
chijimu

縮んでしまう主な原因として、水分が抜けてスペースが空いてしまう、というのがあります。

そして大量のセメントが固まるときほど縮みも大きくなり、上の図のように亀裂ができてしまうんです。

 

……セメントが固まるのが悪いなら、セメントを減らせばいいんじゃない?

そうして生まれたのが、コンクリートです。

concre

モルタルに、さらに砂利や小石などの粒子の荒い素材(骨材)を混ぜ込んだものです。

デジモンで言うとメタルグレイモン。

 

比率は、

セメント砂利・小石 = 2~3

です!

はこれに対して0.5~0.6程度が良いです)

 

モルタルでさえ半分以上砂になっていたのに、さらに半分以上が砂利になってしまいました。固まった砂利ですね。

コンクリートレベルになるとかなり頑丈になり、道路や壁などの建材に使うことができます。

砂利や小石、砂が大部分のため、セメントの縮みもかなり減り、安心して家の材料にできるんですね。

 

ちなみに気になるお値段は?

どうやら一般的に「コンクリート<モルタル<セメントペースト」の順番で値段が高いようです。

一番丈夫なコンクリートが一番安いんですね。

砂や砂利などの「近所の公園でも手に入る物」でほとんど構成されているとはいえ、内容が増えて値段が安くなるのは不思議な感じがしますね。

 

ちなみに、「近所の公園でも手に入る物」とは言いましたが、実際に混ぜ込むときは丈夫さを担保するために、専用の小石や砂を使うほうがいいみたいです。

本当に近所の公園で拾ったもので作ったコンクリートの安全性は保証できません! 

 

一回実験してみよう

なんとなく、コンクリートの作り方については分かってきたかと思います。

けど、実際にやってみないとどんな感じになるのかまったくわからないですよね……。

 

というわけで、実際に「あの村」でコンクリートを作ってみました!

 

1.セメントを用意

セメント

 

2.砂利を投入!

砂利

 

3.砂を投入!

砂

 

4.この状態でいったん混ぜて……

混ぜる

 

5.水を加えて練る!

水を加える

 

……というわけで、完成!!

早速、「あの村」で建てている小屋の土台に塗ってみました。

塗る

 

「あの村」の土は粘土質だったため、ちょっと土台が不安だったのですが、これでばっちりですね!

(見た目が不格好なのはご愛嬌ということで……!)

 

みなさんも村作りで家を建てたり舗装したりするときは、ぜひコンクリートを自作してみてください!

 

それでは、良いDIYライフを!

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【アウトドアで死ぬほど役立つ!】牛乳パック最強説【ライフハック】 http://anomura.jp/blog/milk-cartons/ http://anomura.jp/blog/milk-cartons/#comments Fri, 09 Jun 2017 09:05:53 +0000 http://anomura.jp/blog/?p=583 はじめに

牛乳パックが実はアウトドアシーンでむっちゃ使えるらしい。

みなさんこんにちは。

「あの村」スタッフのカンザキです。

今回の記事では私たちの身近な存在である牛乳パックが、

実はアウトドアシーンにおいてさまざまな形で使用ができるということを聞きつけたため、

牛乳パック最強説と題し「あの村」で実際に検証した一部始終をお伝えしたいと思います。

 

牛乳パック最強説の概要

使用用途

さまざまな用途があるとお伝えしましたが、具体的にどんな使い道があるのか確認してみましょう。

1.飲める

牛乳パックなので、もちろん最初は飲み物が入っています、自明の理でしょうが飲料としてのどを潤すことができる。

2.まな板

牛乳パックを切り開き、まな板代わりに使えるということらしい。

3.燃料

実は牛乳パックはしっかり長く燃えるので着火剤や燃料がわりに使えるらしい。

4.ランプ

その燃焼効果の良さから、細く切ることでランプがわりに使えるらしい。

 

よく燃える←なんで?

素材に秘密がありました。

燃焼効果が強いとお伝えしましたが、牛乳パックは普通の紙となにが違うのか、ご説明したいと思います。

牛乳パックの素材はただの紙とは違い、内側にツルツルとしたコーティングがされていますよね?

 

【ツルツルの正体と燃焼効果の理由】

一般的に薄く伸ばしたポリエチレン(プラスチックの一種)が使用されている。(参照:株式会社 明治 公式サイト

ポリエチレンが利用されていることで通常の紙よりもゆっくり、かつ、しっかり燃えるため、たき火の燃料としても利用価値が高い。

ちなみに、燃やすと有毒ガスが出るような危険なプラスチックも多いですが、

ポリエチレンは問題ないようです。(参照:知っておきたい危ない化学物質

 

やってみた

理論もわかったことですし、

なんでも思いついたらすぐにやるのが「あの村」流です!

さっそく一つずつ検証していきましょう。

 

1.飲む

飲料用の牛乳パックをスーパーで購入しました。

IMG_7478
カンザキ
馬場くん、これあとで一気飲みしてね。
馬場
え……?

困惑する様子の馬場くんでしたが、大した問題ではございません。

それから村についてしばらくして、のどが渇いたであろう頃に呼び出してあげました。

IMG_7491

馬場くん、よろしく。

DSC09394

若干の苦悶を感じる表情ですが、いい飲みっぷりです。

IMG_7501  

「お腹を抑えるほど美味しい」という新しい表現ですかね。

 

結論:のどを潤すことができたっぽいが、一気飲みは辛い。

 

ちなみに飲み終わったばかりの牛乳パックは湿気が抜けないので乾かす必要があるため、

この後の実験には自宅から持参した牛乳パックを使用することにしました。

IMG_7505

豆知識:料理番組等でよく行われている手法です。

 

2.まな板

切り開いたパックの内側を使って調理を始めます。

IMG_7506

あとは通常の調理同様食材をどんどん切っていきます。

P1040972

結論;機能として全く問題がありませんでした。

むしろ、お鍋に直接入れるときにすでにある折り目を活かして入れられるので下手なまな板よりもアウトドア向きです。

そして最終的には牛乳パック自体も燃やして廃棄が可能なのでエコかつ衛生的でもあります。

 

3.燃料

今回は薪を先に燃やしておいたのですが、火の中にくべます。

IMG_7507

とりあえずどんどん入れていきます。

DSC09429

このようにちょっと引くぐらい大炎上します。

結論:むっちゃよく燃える

IMG_7509
馬場
すごい勢いだ!

豆知識:勢いよく燃えている様子をわざとらしく表現してもらいました。

 

 

4.ランプ

通常のランプでは面白みが足りないので、

細く長めに牛乳パックを切り、火をつけてみました。

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ジリジリ燃え上がってくるのが楽しい。

良い子は真似しちゃいけない遊び方ですが、大型の線香花火のようなものです。

結論:とりあえずたのしい。

 

5.その他

鍋の蓋が足りず、代わりに牛乳パックをかぶせることにしました。(画面左奥)

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豆知識:蓋としても流用可能です。

 

おわりに

結論:牛乳パックは最強だった。

いかがでしょうか。

ご家庭で日常的にでるゴミとしてしか扱われていなかった牛乳パックですが、

こんなにも利用価値が高かったなんて驚きではないでしょうか。

正直私もあまりに便利なので、牛乳パックが大好きになりました。

これからの季節、キャンプやBBQに行く機会が増えると思いますが、その際には牛乳パックを持っていくことをおすすめします。

アウトドアだけでなく、災害時の備蓄として保管しておくのもいいですね。

そして「あの村」に遊びに来る際には牛乳パックを持参していただくと

「こいつ、わかってるな…」

と、玄人として認知されます。

玄人扱いされたい方、ぜひ「あの村」に牛乳パックとともにお越しください!

 

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