「あの村」にいるかもしれない野生動物たち(ほ乳類)を紹介するよ!

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みなさん、楽しい村作りライフ送っていますか?

どうも、「あの村」副村長のナナシロです。

 

夜に「あの村」の土地や近所の散策をしていると、暗闇にキラリと光る二つの目玉に遭遇することがあります。

たいていの場合、こちらの歩く足音などでびっくりしてすぐに走り去っていくため、それが何の動物なのかは分からないことが多いのですが、どうやら「あの村」辺りには多くの動物たちがいるようです。

そこで今回の記事では、千葉の鴨川市辺りに生息していると思われる動物たち、すなわち「あの村」に出現する可能性のある動物たちを紹介していこうと思います!

 

ネズミ

アカネズミ画像

※画像は「アカネズミ」

「あの村」では、山野に生息するタイプのネズミが見られる可能性が高いですね。

全国各地で見られる日本固有種の「ハタネズミ」や、森林によく出現する「アカネズミ」や「ヒメネズミ」辺りがいるかもしれません。

これらのネズミたちは地中に巣穴があるはずなので、それっぽい穴を探すといるかもしれません。

また、「あの村」の周りには田んぼが多いため、稲やススキなどのイネ科の植物の葉っぱの隙間に、まるで鳥の巣のような球形の巣を作る「カヤネズミ」がいる可能性があります。

一方で、もともと宅地でない場所を開拓しているため、ドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミなど、人の家に棲みつくネズミはあまり見られないと思います。

(とはいえ、小屋が増えていくと出現するようになる可能性はありますね!)

出現ポイント 田畑のあぜ・森林の地中・川原のやぶの中
出現する時間帯

 

モグラ

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※画像は「アズマモグラ」

地中に長いトンネルを掘る「アズマモグラ」や、日なたに出ない(日見ず)ことから名前がついた「ヒミズ」といった種類がいる可能性があります。

「アズマモグラ」については、穴を掘ったときに出た土でモグラ塚ができる(こんもりと盛り上がる)ので、不自然に土が盛り上がっているところを探すと、モグラが見つかるかもしれません。

それにしても、モグラってかわいいビジュアルしていますよね。

実は僕、本物のモグラを見たことがないのですが、イラストで描かれるよりもかわいいですね。写真見ている限り。

ぜひ村で見たい!……のですが、モグラも畑を荒らす害獣のため、出てきてしまっては困りますね。

出現ポイント 森林の地中・草原の地中
出現する時間帯 昼夜問わず

 

コウモリ

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※画像は「キクガシラコウモリ」

房総半島には「キクガシラコウモリ」や「コキクガシラコウモリ」、「モモジロコウモリ」、「ユビナガコウモリ」といったコウモリがいます。

コウモリたちは洞窟の中にいますが、「あの村」の近くで飛んでいるのを見かけたことがあるので、夜はえさを求めて山野を飛び回っているのかもしれません。

そういえば、コウモリが猛スピードで飛びながらピタッと逆さに止まれる理由は長年の間解明されていなかったそうですが、わりと最近になって、片方の翼を閉じ、もう片方の翼を目一杯開くことで体重移動をおこなっていることが判明したそうです。面白いですね。

出現ポイント 空(昼は洞窟などにいる)
出現する時間帯

 

ウサギ

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なんと……!「あの村」には野生のウサギがいる可能性もあります!

僕も夜に何度か随分小さくてピョコピョコと走る動物を見かけているのですが、あれはもしかすると「ノウサギ」かもしれませんね……!

そんなウサギですが、スギやヒノキの苗を食べてしまう害獣という側面も。

そして、わりと簡単な罠で捕まるらしく、日本では古くから食用にされてきたようです。

「あの村」でもいつか罠を仕掛けて捕獲する日が来るかも……?

(個人的にはかわいいので飼い慣らしたいですが……!)

出現ポイント 草原・森林
出現する時間帯

 

リス

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リスといえば鎌倉に数多くいる「タイワンリス」が有名ですが、房総半島には「ニホンリス」がいるようです。

「ニホンリス」は松林を好み、お昼に動き回るようです。

松林があまりない「あの村」近辺に出現するかは不明ですが、もしかすると出くわすこともあるかも……?

出現ポイント 草原・森林
出現する時間帯

 

キツネ

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房総半島には「キツネ」もいるようです。

「キツネ」は非常に用心深い反面、慣れるとかなり大胆な行動に出るらしいので、もし「あの村」にキツネが出てきて、僕らに馴染んでくれたら、自動的にペットのようになってくれるかも……?

そういえば「キツネ」といえば、鳴き声は「コンコン」のイメージが強いですが、実際は人に甘える犬のような、甲高い声で鳴くそうです。(一応、親が子を呼ぶときは「コンコン」と鳴くらしいです。)

その声の感じから、女の人のすすり泣く声とも言われ、夜 、鳴き声が聴こえてきたらちょっとしたホラーになると思われます(笑)。

出現ポイント 森林
出現する時間帯

 

タヌキ

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「タヌキ」は東京の僕の実家の近くでもよく出現したので、そこまで珍しくもないかもしれません。

が、調べてみて知ったのですが、「タヌキ」は、世界的には主に極東のみに生息していた(昨今はヨーロッパでも増えている)珍しい動物のようですね。

ちなみに、「あの村」近辺ではすでに「タヌキ」らしき動物を何度か見かけています。

「タヌキ」は犬などと比べると体が扁平なので、見慣れるとわりと遠くからでも判断ができます。

「あの村」内にも「タヌキ」が出ました!

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出現ポイント 森林
出現する時間帯

 

テン

※剥製の写真です。

※剥製の写真です。

「あの村」現地スタッフとして村で生活を始めるまでは、「テン」という動物は名前しか知らなかったのですが、なんだこのかわいい動物は……!

千葉ではどんな伝承があるかは分かりませんが、地方によっては「タヌキ」や「キツネ」よりも、化ける能力が高い妖怪としての伝承もあるようです。「テン」すごい。

出現ポイント やぶの中
出現する時間帯

 

イタチ

※画像は「ニホンイタチ」です。

さきほど紹介した「テン」もイタチ科なので、細長い体とかわいらしい顔がどことなく似ていますね。

「イタチ」は、冬眠せず年中、しかも昼夜問わず活動するようなので、夜にならなくても出会える可能性はありますね。

しかも泳ぎのうまい「イタチ」は、水辺の近くに生息していることが多いらしく、それも「あの村」の環境と合っている気がします。

沢を散策していたら「イタチ」がひょっこり……!なんてこともあるのかもしれません。

出現ポイント 水辺・森林
出現する時間帯 昼夜問わず

 

アナグマ

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「アナグマ」も「テン」同様イタチ科の動物なので、見た目は彼らとどことなく似ていますが、食べるものは「タヌキ」ととても似ているようです。

そう言われてみると、目の周りが黒っぽいところや、ややずんぐりした体型なところなんかは「タヌキ」とも似ているように思いますね〜。「イタチ」と「タヌキ」の合いの子、みたいな感じですかね(笑)。

ちなみに「タヌキ」の十八番の死んだふり”タヌキ寝入り”を、この「アナグマ」もするそうです。

出入り口がたくさんある巣穴を地中に作るらしく、「アナグマ」の巣穴はその規模の大きさから「セット」と呼ばれるみたいです。

出現ポイント 里山
出現する時間帯

 

ハクビシン

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「ハクビシン」は漢字で書くと”白鼻心”。

その文字どおり鼻筋に白い線が入っているのが特徴のジャコウネコ科の動物です。

「ハクビシン」は、お尻の穴の近くにある”臭腺(肛門腺)”から臭い液を噴射して威嚇します。

そんな”臭いにおいの液体を噴射する器官”を持っているからか、通常の糞尿も大変においがきついらしく、「ハクビシン」が民家の屋根裏などに棲みつくと悪臭被害がよく出るそうです。

さらに、「ハクビシン」は果物が大好きで果樹園を荒らすため、害獣として嫌われている面もあります。

かわいい顔をしてなかなか強烈なヤツですね。

出現ポイント 低い山林・民家の屋根裏や床下
出現する時間帯

 

イノシシ

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「あの村」に住んで早1ヶ月、未だ出くわしてはいないが、地元の方が口を揃えて「出るよ」と言ってくるのがこの「イノシシ」です。(農家の方々からすると、「イノシシ」は作物を食いあらす困った動物なのだそうです。)

ちなみに村の敷地内ではないのですが、村長が近所で車を運転しているときに道路を横断するイノシシの親子を見かけたそうです。

「イノシシ」はそのもっちゃりとした見た目と裏腹に、時速45kmで走ったり、120cm以上の高さを飛び越えたり、60kg前後の重さの石を鼻で突いて動かしたりできます。

その一方で、見慣れないものを見かけただけで避けるほどに神経質な動物でもあるため、僕らが「あの村」でまだ出会えていないのもそういう性質が関係しているのかもしれません。

ただ、気をつけなくてはいけないのは、巣に不用意に近付くなどすると、「イノシシ」は人間に向かって突進してくることがあります。

「イノシシ」のオスは鋭い牙を持っていて、それが太もも辺りに突き刺さり、大動脈が破れて死亡する……なんてこともあるので本当に気をつけないといけません。

また、「イノシシ」の面白い習性として”泥浴”があります。

読んで字のとおり、沼地などで転がりながら体に泥を塗りつけるのですが、ダニなどを落としたり体温調節をしたりするために泥浴をするそうです。

その転がる様子から”ぬたうちまわる(のたうちまわる)”という言葉が生まれたらしいです!知らなかった。

(ちょっと「イノシシ」の項目だけ長くなりましたが、「あの村」に出る率が高い動物なので特別扱いです(笑)。)

出現ポイント 低い山地の森林・草原
出現する時間帯

 

キョン

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「キョン」は元々日本にいた生物ではなく、動物園などで飼育されていた個体が逃げて繁殖した結果、日本に住みついてしまった”特定外来生物”です。

「あの村」近くに出ると言われている動物の一つで、農作物を片っ端から食べていくため、やはり「イノシシ」同様、地元の方からはあまり好かれていない印象です。

「あの村」のある千葉県では、「イノシシ」と「キョン」について、「県イノシシ・キョン管理対策基本指針」なるものを定めて、本格的に防除に取り組んでいるそうですが、それでも数は増え続けるばかり……。

にもかかわらず、「キョン」は鳥獣保護法で守られているため基本的に”罠”を仕掛けて獲るしかないそうです。

(農家の方々もさぞ苦労しているでしょうね……。)

そんな「キョン」の特徴ですが、犬に似た声で鳴くそうです。

もしかすると村で聴いた近所の方が散歩させている犬の鳴き声だと思っていたものの一部は、「キョン」の鳴き声だったのかもしれません。

出現ポイント 森林
出現する時間帯 夜(昼も活動することがあるそう)

 

シカ

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最後に紹介するのは「ニホンジカ」です。

奈良などで観光客にたかるシカが話題になっていますが、千葉でも「ニホンジカ」による獣害が問題になっています。

「ニホンジカ」は、自身の身の丈で食べられるところのありとあらゆる草木を食べるため、農作物が食べつくす、樹皮を食べたり落ち葉を食べたりすることで山そのものをダメにしてしまうこともあります。

さらに食べては増え食べては増えを繰り返した「ニホンジカ」は、新しい場所を求めてどんどん生息地を広げていきます。

そんな「ニホンジカ」と一緒に、寄生虫の「マダニ」や「ヤマビル」などもくっついてやってきます。

「マダニ」や「ヤマビル」は人間の血を吸ったり病原菌の媒介になったりするため、「ニホンジカ」は農作物の被害だけでなく、様々な問題を発生させるのです。

※「あの村」のご近所の方々にも「シカが増えるとヒルも増えるから厄介なんだよなぁ」とおっしゃっていました。

出現ポイント 森林・草原
出現する時間帯

 

 

……いかがでしたでしょうか?

「あの村」にはこのようなほ乳類たちが出てくる可能性があります。

もちろん害獣として地元の方々を悩ませている動物もいますが、普段動物園でしかこのような動物を見たことがない人にとっては興奮するような体験になると思います!

(少なくとも、30年間ずっと都会で生活をしていた僕は、夜に動物たちと目があうだけで興奮しました(笑)。)

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