みなさんこんにちは。
「あの村」スタッフのゴリです。
こんな顔をしています。よく見えませんね。すみません。
趣味はDIYです!
「DIY」とは…
DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「自身でやる」の意。「D.I.Y.」とも。(参照:Wikipedia)
つまり、「日曜大工」と呼ばれるモノづくりが大好きなのです。
「あの村」にも、みんなで座れるベンチだったり、キッチンだったり、家だったりと、たくさんのモノが必要になってきます。
「あの村」の発展にはDIYは避けては通れないというわけです。
とはいえ僕も、趣味がDIYというわりには、まだまだ初心者の域を抜けておりません。
もしこんな素人が適当にDIYしようものなら……
- ベンチは座った瞬間に後ろに崩れ、お笑いコントに出てくる小道具のように……
- キッチンも崩れ落ち、食材は土と砂利にまみれ、すべての食物が砂利の味に……
- 家はベキベキミシミシという嫌な音ともに壁が倒れていき、完全にドリフの舞台セットに……
これでは「あの村」はいつまでたっても発展していかない……。
ではいろいろ調べて勉強しよう!
知らないことは調べる。いつどんなモノを作りたいとなっても、慌てず対応できるように、知識と知恵を身につけていきます!
今回のテーマは「コンクリート」
コンクリートといえば、道路や建物の床・外壁によく使われる素材ですね。
このコンクリートについてちょっと調べてみたのですが、
- 意外と安い
- 材料を混ぜるだけと、扱いが実は簡単
- それでいて硬くて頑丈
こんな夢のような素材だったのです!
不安定な建造物は安定し、木や金属に比べて自由に造形でき、硬くて頑丈。
コンクリートが使いこなせれば、格段にモノづくりのレベルが上がることでしょう!
というわけで、今回はコンクリートについて紹介していきます!
そもそもコンクリートとはなんだ
調べてみると「セメント協会」という一般社団法人のホームページにコンクリートの説明部分があり、このように書かれていました。
セメントとは、コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末ですが、水と接触して固まる性質を持っています。
現在セメントは、そのほとんどがコンクリートとして使われていますが、図に示すようにセメントと水だけを混ぜてペースト状にしたものを 「セメントペースト」、これに砂を混ぜて状態を「モルタル」、さらに砂利や小石を骨材として加えた物が「コンクリート」です。
……なんかいろいろな言葉が出てきました。
「セメント」という初期状態があって、そこに別の素材を混ぜていくことでどんどん建材としてのレベルがあがっていき、その最終進化系が「コンクリート」という位置づけです。
文章だけではわかりにくいので、図で表してみました。
登場する混ぜ物はこんな感じ。
セメントペースト
セメントを水で練っただけの、灰色のドロドロしたペーストです。
デジモンで言うとアグモンですね。
割合としては
セメント:水 = 7:3
くらいが基本。
調べていて驚いたのですが、このセメント化学反応で固まっていくんです。
セメントが水と触れると化学反応が始まり、熱と水分を放出しながら固まっていく……。
てっきり、紙粘土のように水分が抜けてカッサカサになっているだけだと思ったのでびっくりしました。
このセメントペーストは、簡単な亀裂の補修などに使われます。
モルタル
セメントペーストをパワーアップさせたものが、モルタルという建材です。
セメントに砂を混ぜ込んだものです。
デジモンで言うとグレイモンあたり。
その比率は
セメント:砂 = 1:2~3
です。
(水はこれに対して0.5~0.6程度が良いです)
大部分が砂です。砂をセメントで固めている、といった方が正しいかもしれません。
砂を混ぜ込んだことによって、セメントペーストよりは丈夫さが生まれ、建物の亀裂の補修やタイル・レンガなどの接着剤として使われます。
しかし、モルタルやセメントペーストは、建材としてそのまま使われることはあまりないんです。
なぜなら、これらの建材には致命的弱点が存在するからなのです……
コンクリート
セメントペーストやモルタルの弱点、それは縮みやすいという点。
縮んでしまう主な原因として、水分が抜けてスペースが空いてしまう、というのがあります。
そして大量のセメントが固まるときほど縮みも大きくなり、上の図のように亀裂ができてしまうんです。
……セメントが固まるのが悪いなら、セメントを減らせばいいんじゃない?
そうして生まれたのが、コンクリートです。
モルタルに、さらに砂利や小石などの粒子の荒い素材(骨材)を混ぜ込んだものです。
デジモンで言うとメタルグレイモン。
比率は、
セメント:砂:砂利・小石 = 1:2~3:6
です!
(水はこれに対して0.5~0.6程度が良いです)
モルタルでさえ半分以上砂になっていたのに、さらに半分以上が砂利になってしまいました。固まった砂利ですね。
コンクリートレベルになるとかなり頑丈になり、道路や壁などの建材に使うことができます。
砂利や小石、砂が大部分のため、セメントの縮みもかなり減り、安心して家の材料にできるんですね。
ちなみに気になるお値段は?
どうやら一般的に「コンクリート<モルタル<セメントペースト」の順番で値段が高いようです。
一番丈夫なコンクリートが一番安いんですね。
砂や砂利などの「近所の公園でも手に入る物」でほとんど構成されているとはいえ、内容が増えて値段が安くなるのは不思議な感じがしますね。
ちなみに、「近所の公園でも手に入る物」とは言いましたが、実際に混ぜ込むときは丈夫さを担保するために、専用の小石や砂を使うほうがいいみたいです。
一回実験してみよう
なんとなく、コンクリートの作り方については分かってきたかと思います。
けど、実際にやってみないとどんな感じになるのかまったくわからないですよね……。
というわけで、実際に「あの村」でコンクリートを作ってみました!
1.セメントを用意
2.砂利を投入!
3.砂を投入!
4.この状態でいったん混ぜて……
5.水を加えて練る!
……というわけで、完成!!
早速、「あの村」で建てている小屋の土台に塗ってみました。
「あの村」の土は粘土質だったため、ちょっと土台が不安だったのですが、これでばっちりですね!
(見た目が不格好なのはご愛嬌ということで……!)
みなさんも村作りで家を建てたり舗装したりするときは、ぜひコンクリートを自作してみてください!
それでは、良いDIYライフを!